五島市議会 > 2008-12-03 >
12月03日-01号

  • "救急"(/)
ツイート シェア
  1. 五島市議会 2008-12-03
    12月03日-01号


    取得元: 五島市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-30
    平成20年 12月 定例会          平成20年12月五島市議会定例会会期日程表1 会期     12月3日~12月22日(20日間)2 会期日程月日曜開議時刻種別内容12月3日水10:00本会議開会、会期決定、諸報告、各会計決算委員長報告、質疑討論、採決、議案上程、質疑、委員会付託12月4日木 休会議案研究日12月5日金10:00本会議市政一般質問12月6日土 休会休会12月7日日 休会休会12月8日月10:00本会議市政一般質問12月9日火10:00本会議市政一般質問12月10日水 委員会付託案件審査12月11日木 委員会付託案件審査12月12日金 休会休会12月13日土 休会休会12月14日日 休会休会12月15日月 休会休会12月16日火 休会休会12月17日水 委員会付託案件審査(予算委員会)12月18日木 休会議事整理日12月19日金 委員会議会運営委員会12月20日土 休会休会12月21日日 休会休会12月22日月10:00本会議委員会付託省略案件上程、質疑討論、採決、委員長報告、質疑討論、採決、閉会     平成20年12月五島市議会定例会上程案件及び処理結果議案分類番号件名元号年月日処理結果監査報告16出納検査結果報告(平成20年9月分)平成20123報告監査報告17出納検査結果報告(水道事業会計・平成20年9月分)平成20123報告議案123平成19年度五島市一般会計歳入歳出決算平成20123認定議案124平成19年度五島市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算平成20123認定議案125平成19年度五島市老人保健特別会計歳入歳出決算平成20123認定議案126平成19年度五島市診療所事業特別会計歳入歳出決算平成20123認定議案127平成19年度五島市公設小売市場事業特別会計歳入歳出決算平成20123認定議案128平成19年度五島市大浜財産区特別会計歳入歳出決算平成20123認定議案129平成19年度五島市本山財産区特別会計歳入歳出決算平成20123認定議案130平成19年度五島市土地取得事業特別会計歳入歳出決算平成20123認定議案131平成19年度五島市介護保険事業特別会計歳入歳出決算平成20123認定議案132平成19年度五島市交通船事業特別会計歳入歳出決算平成20123認定議案133平成19年度五島市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算平成20123認定議案134平成19年度五島市下水道事業特別会計歳入歳出決算平成20123認定議案135平成19年度五島市水道事業会計決算平成20123認定  決算特別委員会の解散について平成20123解散  行政調査報告について平成20123報告監査報告18出納検査結果報告(平成20年10月分)平成201222報告監査報告19出納検査結果報告(水道事業会計・平成20年10月分)平成201222報告議案141機構改革に伴う関係条例の整理等に関する条例の制定について平成201222原案可決議案142五島市笠松宏有記念館条例の一部改正について平成201222原案可決議案143五島市住民センター条例の一部改正について平成201222原案可決議案144五島市富江地域福祉センター条例の一部改正について平成201222原案可決議案145五島市岐宿福祉センター条例の一部改正について平成201222原案可決議案146五島市公民館条例の一部改正について平成201222原案可決議案147五島市玉之浦水産物加工処理施設条例の廃止について平成201222原案可決議案148五島市手数料条例の一部改正について平成201222原案可決議案149五島市道路占用料徴収条例の一部改正について平成201222原案可決議案150認知症対応型共同生活介護施設の指定管理者の指定について平成201222原案可決議案151あらたに生じた土地の確認及び字の区域の変更について平成201222原案可決議案152あらたに生じた土地の確認及び字の区域の変更について平成201222原案可決議案153和解及び損害賠償の額の決定について平成201222原案可決議案154和解及び損害賠償の額の決定について平成201222原案可決議案155市道路線の廃止について平成201222原案可決議案156市道路線の認定について平成201222原案可決議案157人権擁護委員の候補者の推薦について平成201222同意議案158人権擁護委員の候補者の推薦について平成201222同意議案159平成20年度五島市一般会計補正予算(第4号)平成201222原案可決議案160平成20年度五島市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)平成201222原案可決議案161平成20年度五島市診療所事業特別会計補正予算(第2号)平成201222原案可決議案162平成20年度五島市公設小売市場事業特別会計補正予算(第1号)平成201222原案可決議案163平成20年度五島市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)平成201222原案可決議案164平成20年度五島市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)平成201222原案可決議案165平成20年度五島市交通船事業特別会計補正予算(第2号)平成201222原案可決議案166平成20年度五島市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)平成201222原案可決議案167平成20年度五島市下水道事業特別会計補正予算(第1号)平成201222原案可決議案168平成20年度五島市水道事業会計補正予算(第2号)平成201222原案可決議案169五島市国民健康保険条例の一部改正について平成201222原案可決議会議案10介護療養病床廃止中止を求める意見書平成201222原案可決議会議案11防人の島(国境離島)新法の制定を求める意見書平成201222原案可決陳情10地元企業優先利用の施策を求める陳情平成201222結審陳情11介護療養病床廃止中止を求める意見書採択を求める陳情平成201222結審陳情12道路の補修を求める陳情平成201222結審陳情13五島市公共工事等に関する陳情平成201222結審陳情14五島市大荒町の通路の改良についての陳情平成201222結審陳情15ペット移動火葬車の取り締まりに関する陳情平成201222結審◯出席議員(25名)     1番 清川久義君     2番 熊川長吉君     3番 草野久幸君     4番 菊谷岩雄君     5番 中村康弘君     6番 柿森弘幸君     7番 江川精一郎君     8番 椿山恵三君     9番 柿森 誠君     10番 神之浦伊佐男君     11番 宗 藤人君     12番 古川雄一君     13番 永峯 満君     14番 橋本憲治君     15番 江川美津子君     16番 向原安男君     17番 荒尾正登君     18番 谷川 等君     19番 田橋良康君     20番 谷川福美君     21番 山田権治君     22番 仁田一成君     24番 林 忠男君     25番 志内勝利君     26番 中尾剛一君---------------------------------------◯欠席議員(0名)---------------------------------------◯地方自治法第121条の規定に基づく出席者     市長             中尾郁子君     副市長            諸谷英敏君     会計管理者          手島仁助君     富江支所長          阿野謙吾君     玉之浦支所長         中村健一君     三井楽支所長         川尻廣之君     岐宿支所長          洗川正則君     奈留支所長          北川 悟君     総務課長           中野基樹君     豊かな島づくり市長公室長   赤尾邦幸君     企画課長           井野光憲君     財政課長           林  強君     文化推進室長         宮脇泰文君     水道局長           八尾久利君     建設課長           富山博彌君     管理課長           野口 博君     農林課長           長岡 仁君     水産課長           村中清志君     商工観光課長         東條一行君     生活環境課長         福田良一君     税務課長           松本康英君     市民課長           橋口明敏君     社会福祉課長         里本長幸君     長寿介護課長         谷川與喜男君     健康政策課長         吉谷清光君     教育長            才津久高君     教育委員会総務課長      赤瀬 博君     学校教育課長         藤田清人君     生涯学習課長         中里和彦君     監査委員           木戸庄吾君     監査委員事務局長       橋本平馬君     農業委員会事務局長      道下俊夫君     選挙管理委員会事務局長    岩谷 進君     消防長            江口秀美君---------------------------------------◯議会事務局     局長             松野音幸君     次長             山田 栄君     議事係長           中里亀之君     書記             横枕孝規君          平成20年12月3日(水)議事日程表議事日程 第1号日程番号議案番号件名備考1 会期の決定について 2 議長報告について 3 市政報告について 4 監査報告について 5議案第123号平成19年度五島市一般会計歳入歳出決算決算特別委報告6議案第124号平成19年度五島市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算文教厚生委報告7議案第125号平成19年度五島市老人保健特別会計歳入歳出決算同上8議案第126号平成19年度五島市診療所事業特別会計歳入歳出決算同上9議案第131号平成19年度五島市介護保険事業特別会計歳入歳出決算同上10議案第133号平成19年度五島市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算同上11議案第135号平成19年度五島市水道事業会計決算同上12議案第127号平成19年度五島市公設小売市場事業特別会計歳入歳出決算経済土木委報告13議案第128号平成19年度五島市大浜財産区特別会計歳入歳出決算同上14議案第129号平成19年度五島市本山財産区特別会計歳入歳出決算同上15議案第132号平成19年度五島市交通船事業特別会計歳入歳出決算同上16議案第134号平成19年度五島市下水道事業特別会計歳入歳出決算同上17議案第130号平成19年度五島市土地取得事業特別会計歳入歳出決算総務委報告18 決算特別委員会の解散について 19 交通網整備対策特別委員会の報告について 20 地域経済活性化対策特別委員会の報告について 21 行政調査報告について 22議案第141号機構改革に伴う関係条例の整理等に関する条例の制定について総務委付託23議案第142号五島市笠松宏有記念館条例の一部改正について同上24議案第143号五島市住民センター条例の一部改正について文教厚生委付託25議案第144号五島市富江地域福祉センター条例の一部改正について同上26議案第145号五島市岐宿福祉センター条例の一部改正について同上27議案第146号五島市公民館条例の一部改正について同上28議案第147号五島市玉之浦水産物加工処理施設条例の廃止について経済土木委付託29議案第148号五島市手数料条例の一部改正について同上30議案第149号五島市道路占用料徴収条例の一部改正について同上31議案第169号五島市国民健康保険条例の一部改正について文教厚生委付託32議案第150号認知症対応型共同生活介護施設の指定管理者の指定について同上33議案第151号あらたに生じた土地の確認及び字の区域の変更について経済土木委付託34議案第152号あらたに生じた土地の確認及び字の区域の変更について同上35議案第153号和解及び損害賠償の額の決定について総務委付託36議案第154号和解及び損害賠償の額の決定について同上37議案第155号市道路線の廃止について経済土木委付託38議案第156号市道路線の認定について同上39議案第159号平成20年度五島市一般会計補正予算(第4号)予算委付託40議案第160号平成20年度五島市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)文教厚生委付託41議案第161号平成20年度五島市診療所事業特別会計補正予算(第2号)同上42議案第162号平成20年度五島市公設小売市場事業特別会計補正予算(第1号)経済土木委付託43議案第163号平成20年度五島市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)総務委付託44議案第164号平成20年度五島市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)文教厚生委付託45議案第165号平成20年度五島市交通船事業特別会計補正予算(第2号)経済土木委付託46議案第166号平成20年度五島市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)文教厚生委付託47議案第167号平成20年度五島市下水道事業特別会計補正予算(第1号)経済土木委付託48議案第168号平成20年度五島市水道事業会計補正予算(第2号)文教厚生委付託49陳情第10号地元企業優先利用の施策を求める陳情経済土木委付託50陳情第11号介護療養病床廃止中止を求める意見書採択を求める陳情文教厚生委付託51陳情第12号道路の補修を求める陳情経済土木委付託52陳情第13号五島市公共工事等に関する陳情総務委付託53陳情第14号五島市大荒町の通路の改良についての陳情経済土木委付託54陳情第15号ペット移動火葬車の取り締まりに関する陳情文教厚生委付託                         =午前10時00分 開会= ○議長(中尾剛一君) おはようございます。 出席議員は定足数に達しました。 これより、平成20年12月五島市議会定例会を開会いたします。 議事日程第1号により、直ちに本日の会議を開きます。 △日程第1 会期の決定について を議題といたします。 お諮りいたします。 本議会の会期を本日から12月22日までの20日間にいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(中尾剛一君) 御異議なしと認めます。よって、会期は、本日から12月22日までの20日間と決定いたします。 なお、会期日程は、お手元に印刷配付している日程表のとおりであります。 △日程第2によって議長の報告をいたします。  まず、議決事件の訂正について報告いたします。お手元に配付の資料を御参照願います。 去る10月15日に議決された議案第97号 辺地に係る公共的施設の総合整備計画の変更についての議案中、一部字句の誤りがあったということで、10月21日、市長より訂正の願い出があり、議長に委任議決を受けております会議規則第43条の整理権に基づき、10月22日付でこれを訂正いたしました。 次に、9月定例会以降に開催された各種会議等について報告をいたします。 まず、10月28日、東京都大田区において開催された全国民間空港所在都市議会協議会第74回臨時総会に出席いたしました。 会議では、石橋会長あいさつ、大田区の永井議長及び松原区長の歓迎あいさつの後、国土交通省の東京国際空港再拡張事業推進室長より「羽田空港の再拡張と国際化について」の演題で講演がありました。次に、事務報告を承認した後、協議に入り、平成19年度収支決算、平成20年度補正予算及び平成21年度分担金改正案をそれぞれ認定、可決いたしました。 また、民間航空会社に対して「航空の安全確保及び航空ネットワークの充実」・「利用者利便の向上」に関する要望運動の実施及び平成21年度臨時総会の開催地を青森市に、それぞれ決定し閉会いたしました。 次に、11月4日、熊本市において全国市議会議長会基地協議会九州部会総会が開催され出席いたしました。 総会では、石橋会長あいさつ、開催市である熊本市の牛嶋議長及び幸山市長の歓迎あいさつ、九州防衛局の田中総務部長及び全国市議会議長会基地協議会の松尾会長の来賓あいさつに続いて、全国市議会議長会基地協議会活動状況が報告されました。 議事においては、平成19年度収支決算及び平成20年度予算をそれぞれ認定、可決した後、役員改選が行われ、会長には久留米市の石橋議長が再選されました。続いて次期開催地を鹿児島県鹿屋市に決定し閉会いたしました。 次に、11月11日、長崎市において実施された長崎県離島振興市町村議会議長会及び町村議会議長会共同による長崎県への要望運動、引き続き開催されました正副議長研修会に出席いたしました。要望事項は、当市提出の「原油価格高騰対策に関する要望」外12項目であります。 研修会では、まず、長崎県の立石 暁副知事から「激流の中の自治体経営とこれからのまちづくり」について、その次にテレビ朝日コメンテーターの川村晃司氏から「今後の政局展望と政治の行方」についての演題で講演がありました。 翌12日、東京都において防衛省情報施設協議会正副会長による防衛省、財務省、総務省及び防衛省全国情報施設議員連盟関係の国会議員に対する要望運動を実施いたしました。要望事項は、「平成21年度の基地交付金の所要額確保」及び「地上電波測定装置の早期設置」についてであります。 翌13日、東京都において実施された長崎県市長会及び市議会議長会共同による長崎県選出国会議員への要望運動に参加いたしました。要望事項は、当市提出の「不採算地区病院に対する交付税経過措置期間の延長について」及び「離島漁業再生支援交付金制度の延長について」外24件であります。 次に、11月18日、東京都において離島振興市町村議会議長会全国大会が開催され出席いたしました。 大会では、佐々木会長あいさつの後、国に対して離島の特性に応じた離島振興諸施策の強力な展開を求めるとともに、離島市町村議会もまた、個性豊かで活力ある島づくりの実現に向け精進する旨の大会宣言を行いました。次いで、離島における「財政」、「医療」及び「交通・通信」など10項目についての決議・要望事項を採択し、国並びに関係国会議員に対し要望運動を実施いたしました。 翌19日、同じく東京都において実施された長崎県離島振興市町村議会議長会及び町村議会議長会共同による長崎県選出国会議員への要望運動に参加いたしました。要望事項は、当市提出の「原油価格高騰対策に関する要望」外25項目であります。 次に、11月25日、東京都において全国過疎地域自立促進連盟理事会、定期総会及び新過疎法制定実現総決起大会が開催され出席いたしました。 理事会では、総会の議事運営について協議がなされ、会長事務局提案のとおり決定されました。 総会では、事業報告を承認した後、議案の審議に入り、役員の任期途中退任に伴う理事等の新役員の選任、平成21年度過疎対策関係政府予算・施策に関する要望・決議及び政府・国会議員への実行運動方法をいずれも原案のとおり決定いたしました。 引き続き行われました総決起大会では、平成22年3月をもって失効する「過疎地域自立促進特別措置法」の後の、新たな過疎対策法の制定を強く求める決議を採択し、新過疎法の制定に向けて関係国会議員及び関係各省庁に対し、強力な実行運動を行うことを決定いたしました。 以上で議長の報告を終わりますが、詳細につきましては、事務局に関係書類を整備しておりますので、必要の向きは御参照願います。 △日程第3 市政報告について 市長から市政報告について発言の申し出があっておりますので、これを許します。 ◎市長(中尾郁子君) (登壇)おはようございます。 市政報告に入ります前に御紹介をさせていただきます。 10月19日付でご就任をいただきました木戸庄吾代表監査委員でございます。 10月20日付でご就任をいただきました才津久高教育長でございます。 どうぞよろしく御指導賜りますようお願いを申し上げます。 本日ここに、平成20年12月五島市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方におかれましては、御健勝にて御出席を賜り衷心より厚くお礼を申し上げます。 本定例会におきましては、条例案、補正予算案など重要案件の御審議をお願いするものでありますが、開会冒頭に当たりまして市政運営の概要を御報告申し上げます。 まず、市民表彰につきまして。 11月23日、福江文化会館において、五島市表彰式をとり行いましたところ、中尾議長を初め多くの議員の皆様にも御出席を賜り、深く感謝を申し上げます。 3年ぶりの開催となりました今回の表彰式では、人命救助、地方自治、社会福祉、教育文化、徳行などの各分野においてすぐれた功績を上げられた48名の方々と8団体を顕彰いたしました。受賞されました皆様に対しまして、重ねてお祝いを申し上げますとともに、今後なお一層の御活躍と御健勝をお祈り申し上げます。 次に、e-むらづくりについて御報告いたします。 五島市光情報通信網の最近の状況について御報告いたします。 e-むらづくり事業実施地域においては、昨年10月から五島テレビによるケーブルテレビ放送が開始され、あわせて市のごとうチャンネルの提供も開始いたしましたが、おおむね順調に推移する中、このたび1年が経過いたしました。同社からの報告では、本年11月20日現在におけるe-むらづくり地域の視聴契約数は5,592件で、対象世帯の68%に上っているとのことであります。 また、音声告知放送につきましては、接続数が7,527件に対し、現在の電源投入率は87%となっており、引き続き投入率の向上に努めてまいります。 追加申し込みがありました308件の接続工事につきましては、年内12月22日までに完了する運びとなっております。 次に、10月25日深夜に、富江町松尾・田の江地区で発生した建物火災により、光情報通信網が一部焼失したため、富江町松尾地区、田尾地区、繁敷地区の計134世帯がケーブルテレビ放送などの利用ができない状態となりました。このため、翌26日の早朝から直ちに破損した光ケーブルの撤去と切断箇所の接続作業に着手し、同日深夜には131世帯が回復し、27日に全面復旧することができました。 なお、ケーブルテレビ放送の事業主体である株式会社五島テレビでは、デジタル化に対応するため、総務省の交付金を活用した施設整備を計画いたしておりますので、市としても支援することとし、本議会に関係予算案を提案いたしておりますので、御審議のほどをよろしくお願い申し上げます。 次に、過疎地域自立促進特別措置法の延長について申し上げます。 現行の過疎法は、10年間の時限立法でありまして、平成22年3月末日をもって失効することとなります。このため、総務省においては「過疎問題懇談会」を設置して、新たな過疎対策について検討中であります。 11月14日に同懇談会の委員の方々が来島されて、私ども理事者と意見交換の後、五島中央病院、過疎債を活用した遣唐使ふるさと館及び富江さんさんキャンプ村、堂崎教会、岐宿町唐船之浦地区などの現地調査を行っていただきました。 五島市は、今年度は長崎県過疎地域自立促進協議会の会長でありますので、関係団体と連携しながら、格差是正のため有効な新法制定に向けて、国や国会に対し強く働きかけてまいります。 次に、平成21年度の組織改正について申し上げます。 平成21年4月の組織改正について本議会で御提案を申し上げておりますので、その趣旨について御説明いたします。 第1に、これまで整備をしてきました光情報通信網や地域イントラネットを活用して、さらに積極的な地域振興を図るために、新たに「情報推進課」を設置いたしたいと存じます。新しい課では、豊かな島づくり市長公室が所管しておりますe-むらづくり関係事業、企画課の広報関係事業等を担当し、加速して進む高度情報化社会の中で、専門家のアドバイスをいただきながら、五島市の実情に即した産業の振興や福祉の向上に資する具体的施策について調査・研究を行い、新たな事業展開を図っていきたいと考えております。 第2に、人口減少に歯どめをかけるためには、働く場の確保と交流人口の拡大が喫緊の課題となっております。このため、商工観光課を「商工振興課」と「観光交流課」の2つの課として、これまで以上に働く場の確保と交流人口の拡大に力を注いでまいりたいと存じます。 商工振興課におきましては、企業誘致、中心市街地の活性化、物産の振興、交通網の整備などを所管し、観光交流課におきましては、大型イベントや世界遺産登録の動きなどと連携をして、観光客などの交流人口の拡大につながる施策を所管する予定であります。よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。 次に、五島モンパルナス構想について申し上げます。 11月1日から9日まで、旧奈留小学校体育館において、NPO法人現代美術普及協会と五島市の共催により「アート・ウェイブ・2008イン五島」を開催いたしました。本市では珍しい現代アート展には、全国のアーティストの絵画、陶芸などの90点余りの作品が展示され、多くの市民の皆様に鑑賞していただきました。また、これに関連して出品されましたアーティスト約20名が来島されましたので、五島モンパルナス構想について紹介し、奈留島などに長期滞在して創作活動をしていただくようPRに努めたところであります。 次に、笠松宏有記念館につきましては、このたび御遺族から作品の追加提供がなされました結果、寄託を受けました作品数は合計で82点となりました。この機会に、五島モンパルナス構想に深くかかわってこられました岩村 進前副市長を同記念館の名誉館長に就任いただくことといたしまして、11月1日付で委嘱いたしました。今後、岩村名誉館長の人脈や経験を生かして、本構想の実現に御尽力いただくことを期待をいたしております。 次に、列福式と世界遺産登録推進事業について申し上げます。 11月24日に、我が国においては初めてとなる列福式が、約3万人のカトリック教会の信者や関係者などが参加する中、長崎市で開催され、殉教者188人が福者となられたことをお祝いいたしました。私も世界遺産登録推進の観点から、知事を初めとする自治体関係者とともに出席してまいりました。現在、長崎県美術館や長崎歴史文化博物館等では、列福式関連連携事業が開催されておりますが、五島市観光歴史資料館におきましても、今月2日から14日までの日程で「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」写真パネルの特別展を開催中でございます。さらに、今月14日には、長崎純心大学博物館館長の片岡瑠美子先生をお迎えして「世界遺産・列福式・教会関連講演会」を文化会館において実施することといたしております。 次に、「こころの光」展について申し上げます。 フランスで活躍されておられます松井守男画伯が、久賀島において制作された作品を展示する「こころの光」展が、長崎新聞社等の主催により、長崎市の大浦天主堂、浦上教会において開催されており、高い評価を受けております。この「こころの光」展は、今月13、14日は堂崎教会、20日、21日は浜脇教会において巡回展示される予定であります。 松井画伯の作品は、五島におけるカトリック信者の受難の歴史に感銘し、着想を得られたとのことであり、世界遺産登録へのイメージアップにもつながることから、市と市教育委員会も後援団体となっております。市民の皆様には、この機会に、五島から世界へメッセージを発信している画伯の作品を鑑賞していただくことを願っております。 なお、松井画伯のアトリエ披露が11月22日久賀島で行われ、世界的なジャズ・ピアニストである山下洋輔さんを初め県外からも50名余りの方が訪れました。私も地元の方々と一緒になって、歓迎のお手伝いをいたしました。五島市のPRに努めたところでございます。 次に、只狩荘の落成について御報告いたします。 11月28日、移転・改築中でありました特別養護老人ホーム只狩荘が完成し、落成記念式典が行われました。 只狩荘は、行政改革の一環として、平成18年4月に五島市から社会福祉法人さゆり会へ移譲したものでございます。 新施設の定員は、旧施設と同様の50人で、短期入所施設の定員は10人となっておりますが、約1万8,000平方メートルの敷地に、10人を単位としたユニット型式の全室個室となっており、旧施設と比較いたしますと、面目を一新しております。なお、建設費用につきましては、県及び市からの補助金やふるさと融資が活用されております。 次に、6月の全員協議会におきまして御報告申し上げました、玉之浦町のたちばな荘の建てかえ用地の問題につきましては、国及び県と協議を重ねました結果、旧七岳小学校の跡地の一部を廃河川敷として処理することにより、当初の予定どおり活用できる見込みとなりました。ただし、廃河川敷の手続に時間を要することから、秀峯会が実際に建設に着手できる時期は、来年の夏ごろになる見通しであります。 次に、長崎県離島医療圏組合について御報告をいたします。 さきの市議会において可決いただきました長崎県病院企業団の設立につきましては、構成団体における議決がすべて整い、現在、総務省へ認可申請を提出中でありますが、来年2月には認可される見込みであり、21年度4月のスタートに向けて鋭意準備が進められております。 不採算地区病院に対する特別交付税措置に関して、一自治体一病院という国の方針へ対して五島市の実情を書簡にて訴え続けたところでございますが、11月25日に総務省の「公立病院に関する財政措置のあり方等検討会」がまとめた報告書では、「市町村合併が進み、市町村内唯一の病院であることとの要件では現状に合っていない」との認識が明記をされており、私どもの声が反映されました形となっておりました。 具体的には、「1直近の一般病院まで自動車等で30分以上に相当する距離など、生活圏内で唯一の病院、または、2番目に国勢調査の『人口集中地区』以外に所在など、地域の人口集積が希薄」という要件に置きかえるべきものと提言されております。 今後の省令改正の動きに注目しているところでございます。 これまで6回の審議を重ねております五島市医療体制のあり方検討委員会におきましては、こうした国の動向も見ながら慎重に検討を進めてまいります。 なお、今年度で期限となります離島医療研究所につきましては、県に対してその延長を要望しておりましたが、延長の方向で検討されております。 また、休診となっております富江歯科診療所につきましては、長崎大学歯学部から、離島歯科の研究活動の拠点として活用できないかとの相談があっておりますので、市としては、前向きに検討しているところでございます。 次に、カネミ油症対策について申し上げます。 油症外来の開始について。 九州大学病院に開設されました「油症ダイオキシン研究診療センター」からの医師の派遣を受けまして、10月1日から五島中央病院において、油症外来が開始されております。 これに関連して、九州大学が11月1日付でメディカルソーシャルワーカー、油症相談員1名を発令いたしましたので、同じ方に五島市事務職員の併任発令を行い、健康政策課の一部を執務場所として提供したところでございます。 次に、カネミ油症40年シンポジウムin五島の開催について。 昭和43年にカネミ油症被害者が確認されてから、本年10月で丸40年を迎えましたが、今日もなお、油症の抜本的治療法の未解明、支払われていないカネミ倉庫の賠償金、未認定患者の存在など、被害者が高齢化していく中で、さまざまな問題が山積しております。 このため、当時の被害の発生状況、被害者の実情、ダイオキシン被害の脅威を改めて振り返り、これからをともに考える機会とする目的で、12月14日にシンポジウムが開催される予定であります。 議員各位におかれましても、ぜひ御参加を賜りますようお願い申し上げます。 次に、ORC問題について御報告いたします。 オリエンタルエアブリッジ株式会社の経営支援策を検討いたしております「長崎県離島航空路線再生協議会」の5回目の会議が11月27日に開催され、私が出席いたしました。 議論の整理の段階で各委員から活発な意見が出されましたが、私も、市長、五島市議会、福江空港利用促進協議会、五島市観光協会4者連名によります意見書を提出し、団体客や貨物輸送などの問題点があることを指摘をし、さらに慎重に論議をするよう要請をいたしました。また、対馬市からも意見書の提出がありました。 当初は5回の会議で取りまとめる予定でありましたが、このような経過から、最終報告の取りまとめに至らず、さらに再生協議会を開催していくこととなりました。今後とも、議会を初め関係団体の皆様と連携を図りながら対応してまいりたいと思います。 次に、福江シティモールの再開について申し上げます。 吉久木町の大型郊外店が本年7月15日に閉店し、多くの離職者が発生したため、市においても緊急経済対策本部を設け、検討を行ってきたところであります。 11月10日には、新しい管理運営会社の代表者の方が市を訪問され、新たな開店についての説明をいただきましたが、予定どおり新しい店舗により、先月22日から営業が再開されております。その結果、同店舗に関する雇用状況は、ほぼ閉店前の状況に戻ってきている模様であり、引き続き注視してまいりたいと存じます。 次に、電気自動車普及実証実験事業について申し上げます。 経済産業省では、二酸化炭素削減のため電気自動車、プラグインハイブリッド車を普及させる省エネ自動車の普及構想の提案を全国の自治体に公募しております。県の産業労働部から、世界遺産暫定リストに登録された「長崎県の教会群とキリスト教関連遺産」が集中する五島市及び新上五島町を同構想のモデル地区として提案したいとの協力要請のお話があり、市としても積極的に参画したい旨回答いたしておりましたところ、このたび国に同構想を提出したとのことであります。 県の提案が採用され、本市が構想の実証実験地区に選定されれば、本市への電気自動車の導入促進について、具体的な行動計画が示されることとなりますが、市としましても積極的に検討していきたいと考えております。 次に、農政の現況について御報告をいたします。 本年は台風の襲来がなく、水稲につきましては、比較的恵まれた気象条件となったため、公表されました作況指数を見ますと、107「良」と豊作となっております。 また、基幹作物であります葉たばこは、去る10月17日から29日までの期間、20年産葉たばこの販売会が実施されました。 葉たばこにつきましても、台風の影響がなく期待されましたが、6月の長雨と日照不足により、当初見込より大幅な収量減となってしまいました。しかしながら、品質の面では全体的に一定の評価をいただくことができ、約8億6,000万円の販売額を上げております。 次に、重油流出事故につきまして御報告いたします。 11月21日から23日にかけて玉之浦町丹奈で発生した重油流出事故について御報告をいたします。 これは花卉栽培施設暖房用燃料タンクの地中埋設管が腐食し、破損し、そこから重油約1,400リットルが地中に漏れ出し、近くの丹奈川に染み出たものであります。この施設は、旧玉之浦町が設置し、現在は五島市の所管となっているものであり、農家に貸し付けてきたところでありますが、かかる事態についておわび申し上げます。 発見が早かったために、22日午前から地元消防団等の協力を得て、オイルフェンスや吸着マットなどで除去作業を行うことができましたので、甚大な被害を避けることができました。 また、腐食していました管につきましても応急措置ができておりますので、年末年始を迎えての花卉栽培には影響がないものと思われます。 次に、玉之浦水産物加工処理施設について申し上げます。 玉之浦水産物加工処理施設につきましては、本施設を正式に廃止するため、今議会に廃止条例を提案いたしておりますので、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 なお、施設を廃止した後の取り扱いでございますが、設備機械類については、公売に付する方法を考えております。建物につきましては、借地に建てられている関係から、もし解体・撤去となりますと、多額の費用を要するなどの問題がありますために、現状のままで民間事業者において有効活用ができないか検討をしているところでございます。 次に、国際優秀ツバキ園について御報告いたします。 五島市椿園を国際優秀ツバキ園とするため準備を進めているところでありますが、11月初旬に、日本ツバキ協会の理事が来島され、椿園などを御視察いただき、意見交換を行いましたが、幸い高い評価をいただくことができました。 平成22年3月に久留米市で開催されます国際ツバキ会議において認定をいただくためには、9項目の基準を満たす必要がありますので、本年度中には具体的な整備計画を策定して、国際優秀ツバキ園にふさわしいものになるよう万全の措置を講じてまいります。 次に、スポーツ振興について申し上げます。 平成26年長崎国体へ向けての準備といたしまして、11月7日に日本高等学校野球連盟、11月17日に全日本剣道連盟による正規視察を受けました。 この視察は、中央競技団体が現地を確認し、施設の状況、受け入れ計画等の確認を行い、指導を行う目的で行われたものであります。 7日の高野連による視察では、グラウンドのレベル調整、得点ボードの改修、ベンチ周りの改修、バックネット・内野フェンス周りの安全対策、仮設トイレの設置などの指摘を受けました。 17日の剣道連盟による視察では、ウォーミングアップ場の設置、審判・選手・役員の控え室配置の問題、会場に入れない観客のためのモニター設置、ドーピング検査場所の設置等の指摘を受けました。 今回受けました指摘につきましては、今後、県などと協議を重ねまして対処方針を策定する予定であります。 今後も万全の体制で臨み、五島市においでいただく選手・役員・応援の皆様を、おもてなしの心で迎えることができますよう準備を進めてまいります。 次に、子供たちの目覚ましい活躍について御報告をいたします。 まず、長崎県中学駅伝大会の結果報告でございます。 11月11日に、諫早市で開催されました長崎県中学駅伝大会に、五島市代表として、男子は三井楽中学校、福江中学校、女子は岐宿中学校、福江中学校がそれぞれ出場いたしました。 男子の部で、福江中学校が3位、三井楽中学校が11位、女子の部では、福江中学校が2位となりまして、九州大会出場権を獲得し、岐宿中学校が9位というすばらしい成績をおさめました。 なお、九州大会は、11月29日に佐賀市で開催されましたが、福江中学校の女子は1・2年生だけで編成されたチームで6位入賞に輝いております。 次に、ロボットコンテスト県中学生大会について申し上げます。 五島市のチームが参加したA1、A2、Bの各部門でそれぞれ優勝いたしました。中でもA2部門優勝の奥浦中学校の「ANAGO-MAX」は、すぐれたロボットに贈られます最優秀のロボコン大賞も獲得しました。 昨年度、全国大会A2部門で優勝した奥浦中学校、同じく全国大会出場の崎山中学校、今年はこの2校に加えまして岐宿中学校の3校、7チームが県代表として九州大会に出場することになりました。 ロボットコンテストの分野におきましては、五島市の中学生は既に全国レベルにあり、県内にその名を轟かせております。 次に、ミニバスケットボール全国大会県予選について申し上げます。 11月22日~24日に長崎市で開催されました全国大会県予選女子の部で、五島市緑丘小学校が見事優勝し、2年連続で九州大会、全国大会への出場権を獲得いたしました。 緑丘小学校は、今年創立50周年を迎え、先月記念式典を開催したばかりで、節目の年に輝かしい成績をおさめることができ、関係者の方々に心からお祝いを申し上げます。 なお、小学校女子バスケットボールは、4年連続して五島市のチームが九州大会、全国大会へ出場いたしております。 次に、麻生首相の来島について御報告いたします。 12月6日、麻生太郎首相が五島市に見えられる予定と伺っております。現役の首相が来島されるというのは、明治21年以来のことでございますので、心から歓迎申し上げたいと存じます。ハードスケジュールの中ではございますが、五島市としては、「海は国道」の観点から離島航路対策の充実、また、市民の暮らしや産業を直撃している燃油対策等について、直接お目にかかって陳情申し上げたいと考えております。 以上で市政報告を終わりますが、本定例会に提案する議案は、条例案、補正予算案、その他合わせまして29件となっております。 何とぞ慎重に御審議を賜り、適切なる御決定を賜りますようお願い申し上げます。(降壇) ○議長(中尾剛一君) ただいまの市政報告に対し質疑を行います。 質疑を終わります。 この際、新たに就任された才津教育長並びに木戸監査委員から、就任のごあいさつを受けたいと思います。 まず、才津教育長にごあいさつをお願いいたします。 ◎教育長(才津久高君) (登壇)ただいま議長のお許しをいただきましたので、就任に当たり一言あいさつ申し上げます。 去る9月定例市議会において、教育委員選任に御同意をいただきましたが、10月20日に開催されました臨時教育委員会におきまして、教育長に選出いただきました。本当にありがとうございました。 まことに浅学非才ではありますが、誠心誠意職務に励みたいと思いますので、御指導、御鞭撻のほどをよろしくお願いいたします。 御承知のとおり、教育行政は多岐にわたり種々の課題を抱えております。基本的な考え方を述べさせていただきますと、まず、学校教育に関しましては、子供たちが変化の激しい社会を生きていくために、確かな学力、豊かな情操と道徳心、健康・体力を基礎として、たくましく生きる力を身につけさせることが重要です。そのためには、学校が生き生きと活気にあふれていなくてはなりません。まずは、活気のある学校づくりに努めたいと思っています。 また、社会教育におきましては、地域の子供は地域で育てるという機運を一層高めるとともに、文化・スポーツなどの生涯学習環境の整備に努めてまいります。 さらに、養護学校分教室の設置等課題についても積極的に働きかけをしてまいります。 なお、諸施策の推進に当たりましては、関係者の御意見等もよくお聞きしながら進めたいと思います。 議員の皆様におかれましては、御指導、御鞭撻をいただきますよう重ねてお願いし、就任に当たってのあいさつといたします。(降壇) ○議長(中尾剛一君) 次に、木戸監査委員にごあいさつをお願いします。 ◎監査委員(木戸庄吾君) (登壇)議長のお許しを得ましたので、一言あいさつを申し上げます。 さきの9月定例会最終日、当議場におきまして監査委員選任の同意を賜りました木戸でございます。 私こと、昨年3月末、市長の許可を得まして、約40年にわたる役所の現役生活に終止符を打ちまして、しばし療養の後、父祖伝来の約1町2反の田畑を相手に農業に従事をしていたところでございます。このたび現職とは視点の変わった立場で市政に参与することと相なりました。 もとより浅学非才の身にあり、また、予断を許さない厳しい五島市の財政状況の中ではございますが、公平・中立的な立場、そしてまた、合理性を持った五島市の市政の推進のために努力をいたしたい、もってさらなる五島市の市政の進展のために努力をいたしたい、かように存じております。 皆様方におかれましては、何とぞ御指導の段をよろしくお願いを申しまして、はなはだ簡単でございますが、私のあいさつにかえさせていただきます。よろしくお願いします。(降壇) ○議長(中尾剛一君) △日程第4 監査報告について 監査委員から平成20年9月分の一般会計、特別会計出納検査1件、平成20年9月分の水道事業会計出納検査1件、合計2件の結果がそれぞれ議長の手元まで報告されております。 その内容につきましては、お手元に印刷配付しております報告書のとおりでございます。 △日程第5 議案第123号 平成19年度五島市一般会計歳入歳出決算 を議題といたします。 決算特別委員長の報告を求めます。 ◆決算特別委員長(永峯満君) (登壇)おはようございます。 決算特別委員会の報告をいたします。 平成20年9月定例会において、閉会中の審査事件として当委員会に付託されておりました議案第123号 平成19年度五島市一般会計歳入歳出決算につきましては、去る11月6日、7日及び10日の3日間、総務、文教厚生、経済土木各分科会による審査を行い、次に11月17日には、市長に対する総括的な質疑を行い、お手元に印刷配付しております別紙委員会審査結果報告書のとおり結審いたしました。 その概要を申し述べます。 まず、平成19年度五島市一般会計歳入歳出決算は、歳入276億2,906万9,083円に対し、歳出271億1,477万1,486円で、歳入歳出差引残額5億1,429万7,597円となっております。ただし、歳入歳出差引残額には平成20年度五島市一般会計に繰越明許費繰越額2,085万5,503円として引き継ぐべき財源を含んでおります。 次に、本案審査における各課への指摘要望事項を申し上げます。 初めに、共通項目 玉之浦水産加工場などの重要課題については、逐次、進捗状況を議会に報告されたい。 豊かな島づくり市長公室 音声告知端末の電源未投入については、実態を正確に把握し、より実情にあった有効な活用を図られたい。 企画課 ごとうチャンネルを旧福江市内で放送できるよう努力されたい。 財政課 入札方法の透明性を確保するため、先進事例も含めて入札制度の研究に当たられたい。 最低制限価格の算定方法については、県並みに見直すなど、市民生活の確保と業者の健全な経営、工事の品質保証等を含めて研究をされたい。 総務課 支所地区については、地域の特性を活かした独自性及び支所力を高める方策を、さらに図られたい。 税務課 税の徴収については、さらに徴収率を高める努力をし、収納率向上に当たられたい。 市民課 市民の多重債務問題に対応するため、市役所内部関係各課との連携を図れる組織づくりに早急に取り組まれたい。 農林課 キャトルセンターの有効活用を促進するために、おがこの確保に一層努力されたい。 荒廃地解消策として、耕作道の建設に取り組まれたい。 水産課 漁港の荷揚場の管理については、放置された網やイカダの撤去を、期日を設けて指導されたい。 商工観光課 旧江川町公設小売市場の利用促進については、期限を定めて取り組まれたい。 建設課 浄化槽設置補助金額を増額し、浄化槽のより一層の普及を図られたい。 管理課 歩道が整備されていない幹線道路の管理については、年2回の草木伐開に取り組まれたい。 以上が各課に対する指摘要望事項でありますが、総括質疑終了後、引き続き討論に入りましたところ、反対討論が述べられております。 1点目、e-むらづくり事業に関して、ごとうチャンネルは、現在に至っても福江ケーブルテレビの放送はされておらず、旧福江市民は不利益を受けていること。 2点目、情報センター機器移設工事費の落札率は96.93%である。その落札業者は西日本電信電話株式会社長崎支店であるが、この設計は日本農村情報システム協会が行っており、複数のNTT関連会社もこの協会の構成会員であり、この工事の不透明さを指摘せざるを得ないこと。 3点目、e-むらづくり事業における情報センター設備の移設費の支出については住民監査請求が行われているが、監査委員は交渉破綻の原因については市長の責任を不問に付すとの監査結果を出している。司法の専門家によると、ここまで踏み込んだ結論を出す監査結果は珍しいと指摘していること。 以上3点により本決算について反対であるとの意見が述べられましたので、採決を行った結果、賛成多数により、本決算については認定すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。(降壇) ○議長(中尾剛一君) 決算特別委員長報告に対し質疑を行います。 質疑を終わります。 討論を開きます。 まず、反対討論を行います。 ◆16番(向原安男君) 私は、平成19年度一般会計決算に不認定の討論をいたします。 その一つ、e-むらづくり事業で福江ケーブルテレビとの交渉破綻により、4月1日の放送開始が10月にずれ込み、その結果、市政と事業への不安感を市民に与えました。また、ごとうチャンネルは、現在に至るも福江ケーブルテレビでの放送はされておらず、旧福江市民は不利益を受けています。交渉破綻による過失がどこにあるかは別にいたしまして、事業の執行者である市長の政治責任は明確であります。 2つ、情報センター機器移設工事費、予定価格1億290万8,925円に対して、落札価格は9,975万円で、落札業者は西日本電信電話株式会社長崎支店で、入札参加業者は1社のみ、随意契約。その落札率は96.93%となっています。問題は、その落札率のみならず、この設計は日本農村情報システム協会が行っており、複数のNTT関連会社も協会の構成会員となっていて、この工事の不透明さを指摘せざるを得ない。 3、監査業務にかかわって、e-むら事業における情報センター設備の移設費の支出について、住民監査請求が行われました。監査委員は、交渉破綻の原因について、市長の責任を不問に付す監査結果を出しました。この監査結果は、住民訴訟の訴えと発展することになりました。ここまで踏み込んだ結論を出す監査結果は珍しいと司法の専門家は指摘しています。 4、監査委員にも提出された情報センター移設工事及び告知放送センター設置に係る経費内訳表の実績欄には、IPセンター設置に要した経費として発電機新設経費1,597万2,546円が支出されたことになっています。 言いかえますと、福江ケーブルテレビにあった発電機を移したのではなく、新たに発電機をもう一台買い新設したという書面になっています。福江ケーブルにあった発電機はどこに行ったのですか。一方、住民訴訟の市の損害額の確定資料では、2台の発電機が1台で済み、その分市の損害額が減額されたことになっています。どちらが正しいのですか。残念ながら、決算審査の中でこのことが明らかにできませんでした。 以上4点が本決算に不認定の理由であります。 ○議長(中尾剛一君) 次に、賛成討論を行います。 ◆11番(宗藤人君) 平成19年度の決算について、認定の立場で討論をいします。 今回の決算審査に当たっては、慎重な質疑討論がなされました。そして、私は、決算を認定することを前提として数多くの指摘事項、要望をしたと考えております。また、厳しい財政状況にありながらも、経費節減を図りながら、住民福祉の向上に積極的に取り組まれていると判断いたしました。 したがって、本決算について、認定することに賛成であります。 ○議長(中尾剛一君) ほかに討論はございませんか。 討論を終結いたします。 お諮りいたします。 採決は起立により行いますが、起立しない方は反対とみなすことに御異議ございませんか。 〔異議なし」と言う者あり〕
    ○議長(中尾剛一君) 御異議なしと認めます。よって、起立しない方は、反対とみなすことに決しました。 それでは、採決いたします。 議案第123号に対する決算特別委員長報告は、認定であります。委員長報告のとおり認定することに御賛成の方は起立願います。 〔賛成者起立〕 ○議長(中尾剛一君) 起立多数。よって、議案第123号は、決算特別委員長報告のとおり認定することに決しました。 △日程第6 議案第124号 平成19年度五島市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算 から △日程第11 議案第135号 平成19年度五島市水道事業会計決算 まで、以上6件を一括して議題といたします。 文教厚生委員長の報告を求めます。 ◆文教厚生委員長(神之浦伊佐男君) (登壇)おはようございます。 文教厚生委員会の報告をいたします。 去る平成20年9月定例会におきまして、閉会中の審査事件として当委員会に付託されておりました議案第124号外各案件につきましては、去る11月6日、7日の2日間、第2委員会室において慎重な審査を行い、お手元に印刷配付いたしております委員会審査結果報告書のとおり結審いたしましたので、その概要を申し述べます。 まず、議案第124号 平成19年度五島市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、まず事業勘定では、歳入66億5,902万6,618円に対し、歳出66億4,164万741円となっており、歳入から歳出を差し引いた形式収支及び実質収支は1,738万5,877円の黒字、実質単年度収支は1億1,108万6,512円の赤字となっております。 なお、平成19年度の事業概要としましては、前年度より加入世帯で56世帯減の1万3,651世帯、被保険者数では532人減の2万4,997人を対象に、各種保険給付を行っております。 次に、直営診療施設勘定では、歳入歳出決算額ともに5億283万6,166円となっており、久賀診療所、三井楽診療所、玉之浦診療所及び岐宿歯科診療所の運営を行っております。 審査では、事業勘定において、第三者行為によるカネミ油症分の保険者負担額等について説明を求めました。 理事者によりますと、第三者行為によるカネミ油症分の19年度決算における保険者負担額は、9億7,215万2,755円で、老人保健分と合わせると17億6,298万5,682円となっており、平成20年5月に19年度の請求としてカネミ倉庫に文書で請求し、債務の承認を得ている。また、時効については3年と言われているが、債務の承認を得ることで時効の中断をするようにとの厚生省の指示があっており、毎年、過年度分を含めて請求している。 なお、老人保健分も含めた17億6,298万5,682円すべてが返還された場合、市の負担額は約4億9,000万円と推定され、残りについては国県に補助金を返すことになるとの答弁でありました。 これに対しまして、五島市の請求に対するカネミ倉庫の対応について説明を求めました。 理事者によりますと、一括納入が無理であれば分割納入できないかということで請求しているが、カネミ倉庫側からは、油症患者の医療費の支払いが精いっぱいなので無理であるとの回答がなされているとの答弁でありました。 このほか不納欠損額、資格証明書についてなど幾つか質疑はありましたが、本決算に対する指摘要望事項はありませんでした。 以上が審査の主な概要ですが、討論において、いろいろ努力していることは理解するが、資格証明書の発行は、市民の命に直接かかわる大きな問題であり発行すべきではないという観点から、本決算の認定については反対である旨の意見が述べられましたので、採決を行った結果、賛成多数により、本決算については認定すべきものと決定をいたしました。 次に、議案第125号 平成19年度五島市老人保健特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出ともに56億306万323円となっており、老人保健の医療受給者数は前年度と比較して245名減の7,664名となっております。 審査では、医療給付費の負担割合についての質疑はありましたが、本案審査における指摘要望事項はなく、本決算につきましては、異議なく認定すべきものと決定をいたしました。 次に、議案第126号 平成19年度五島市診療所事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出ともに1億7,535万555円となっており、伊福貴診療所、伊福貴診療所本窯分院、黄島診療所、黄島診療所赤島分院、岐宿診療所及び岐宿診療所川原出張所の運営を行っております。 審査では、報告すべき質疑意見、指摘要望事項はなく、本決算につきましては、異議なく認定すべきものと決定をいたしました。 次に、議案第131号 平成19年度五島市介護保険事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、まず事業勘定では、歳入51億4,640万886円に対し、歳出50億3,681万7,485円となっており、歳入から歳出を差し引いた形式収支は1億958万3,401円の黒字、単年度収支は1,450万2,874円の赤字となっております。 なお、平成19年度の事業概要といたしましては、1号被保険者数1万3,871人、要介護等認定者数3,150人を対象に、介護サービスなど必要な保険給付を行っております。 次に、介護サービス事業勘定では、歳入4,323万5,309円に対し、歳出4,018万415円となっており、歳入から歳出を差し引いた形式収支及び実質収支は305万4,894円の黒字となっております。 審査では、不納欠損についてなど幾つか質疑はありましたが、指摘要望事項はなく、本決算につきましては、異議なく認定すべきものと決定をいたしました。 次に、議案第133号 平成19年度五島市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入10億6,293万9,852円に対し、歳出10億6,258万4,131円となっており、歳入から歳出を差し引いた実質収支は35万5,721円の黒字となっておりますが、歳入決算額の中には、事業欠損額に対する財源補てん措置として、一般会計から2億9,156万68円の繰り入れと財政調整基金より3,290円の取り崩しを行っております。 本会計においては、30の簡易水道施設と4つの飲料水供給施設を経営しており、その業務状況は、年間総配水量207万8,042立方メートルに対し、年間総有収水量は152万4,074立方メートルで有収率は73.3%となっております。 審査では、特に報告すべき質疑意見や指摘要望事項はなく、本決算につきましては、異議なく認定すべきものと決定をいたしました。 次に、議案第135号 平成19年度五島市水道事業会計決算について 本決算の概要は、税込みの収益的収入及び支出で、収入決算額5億5,465万2,120円に対し、支出決算額5億2,686万8,932円となり、資本的収入及び支出では、収入決算額1億4,456万2,815円に対し、支出決算額3億6,118万6,486円となっております。 なお、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額2億1,662万3,671円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額638万4,372円、減債積立金150万円及び過年度分損益勘定留保資金2億873万9,299円で補てんをいたしております。 以上の収支によりまして、平成19年度の損益状況は、収益合計が税抜き5億2,947万2,972円、費用合計が税抜き5億740万2,471円で、2,207万501円の当年度純利益となっております。 また、これに前年度繰越利益剰余金1億2,590万2,916円を加えますと、当年度未処分利益剰余金は1億4,797万3,417円となっております。 次に、業務内容でございますが、平成19年度末の給水人口は2万7,574人、給水戸数1万3,047戸、年間総配水量337万1,066立方メートル、年間総有収水量273万3,669立方メートル、有収率81.09%となっております。 審査では、水道使用料の滞納者に係る収納取り組みにつきまして質疑がなされましたが、指摘要望事項等はなく、本決算につきましては、異議なく認定すべきものと決定をいたしました。 以上で文教厚生委員会の報告を終わります。(降壇) ○議長(中尾剛一君) 文教厚生委員長報告に対し、一括して質疑を行います。 質疑を終わります。 一括して討論を開きます。 まず、反対討論を行います。 ◆15番(江川美津子君) 私は、議案第124号 平成19年度五島市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算について不認定の立場から討論を行います。 国民健康保険は、国民健康保険法第1条で、憲法25条の要請にこたえ、国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もって社会保障及び国民保健の向上に寄与することを目的とするとうたわれているように、社会保障制度であり、住民の命と暮らしを守ることが地方自治体の重要な役割だと私は考えます。 最近、全国では資格証明書の発行をなくす自治体がふえておりますが、その一方で子供に保険証がない、無保険の子供がいるということが大きな問題になっています。 五島市においても、わずかではありますが、子供のいる世帯にも資格証明書を発行しています。窓口、担当のところではいろいろと努力していることは理解をしますが、資格証明書の発行は市民の命に直接かかわる大きな問題であり、特に子供のいる世帯への資格証明書の発行は直ちに中止すべきだと考えます。 以上の理由から、本決算の認定には反対です。 ○議長(中尾剛一君) 次に、賛成討論を行います。 ◆19番(田橋良康君) ほかに賛成討論もないようでございますので、討論をさせていただきます。 私は、ただいま提案されております議案中、議案第124号 平成19年度五島市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算について、賛成の立場で討論をいたします。 本案は、保険加入者の医療の充実を目指して編成された予算に従い、歳入歳出ともに経理上も適切に処理されており、この案件は何ら不認定とする理由は見当たりません。したがいまして、本歳入歳出決算は認定すべきものであります。議員各位の御賛同をお願いいたしまして、私の賛成討論といたします。 ○議長(中尾剛一君) 討論を終結し、採決いたします。 議案第124号を除き、ほかは一括して採決いたします。 まず、議案第124号について採決します。採決は起立により行います。 議案第124号に対する文教厚生委員長報告は、認定であります。委員長報告のとおり認定することに御賛成の方は起立願います。 〔賛成者起立〕 ○議長(中尾剛一君) 起立多数。よって、議案第124号は、文教厚生委員長の報告のとおり認定されました。 次に、議案第125号外4件について一括して採決いたします。 議案第125号外4件に対する文教厚生委員長報告は、認定であります。委員長報告のとおり認定することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(中尾剛一君) 御異議なしと認めます。よって、議案第125号外4件は、文教厚生委員長報告のとおり認定されました。 △日程第12 議案第127号 平成19年度五島市公設小売市場事業特別会計歳入歳出決算 から △日程第16 議案第134号 平成19年度五島市下水道事業特別会計歳入歳出決算 まで、以上5件を一括して議題といたします。 経済土木委員長の報告を求めます。 ◆経済土木委員長(志内勝利君) (登壇)経済土木委員会の報告をいたします。 当委員会に閉会中の審査を付託された議案第127号ほか各案件につきましては、去る11月6日と7日の2日間、第3委員会室におきまして慎重な審査を行い、お手元に印刷配付いたしております委員会審査結果報告書のとおりに結審いたしましたので、その概要を報告いたします。 まず、議案第127号 平成19年度五島市公設小売市場事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出ともに753万5,685円となっておりますが、歳出額に対し歳入額が不足するため、359万3,406円を一般会計より繰り入れており、中央町と平成19年7月1日をもって廃止した江川町の両公設市場の維持管理費や江川町市場から中央町市場への移転補償金等であります。 審査では、特に報告すべき質疑意見や指摘要望事項はなく、本決算につきましては、異議なく認定すべきものと決定をいたしました。 次に、議案第128号 平成19年度五島市大浜財産区特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出額ともに1,174万437円となっており、歳入では財産収入や基金繰入金、歳出では施設の維持管理費及び長期債元金、利子の償還が主なものであります。 審査では、特に報告すべき質疑意見や指摘要望事項はなく、本決算につきましては、異議なく認定すべきものと決定をいたしました。 次に、議案第129号 平成19年度五島市本山財産区特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出額ともに191万1,912円となっており、歳入では基金繰入金、歳出では管理会経費、長期債元金、利子の償還が主なものであります。 審査では、特に報告すべき質疑意見や指摘要望事項はなく、本決算につきましては、異議なく認定すべきものと決定をいたしました。 次に、議案第132号 平成19年度五島市交通船事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出額ともに8,279万9,797円となっておりますが、歳出額に対し歳入額が不足するため、3,188万9,320円を一般会計より繰り入れており、富江・黒島航路、玉之浦・荒川航路、奈留・前島航路の3航路の運営を行っております。 審査では、幾つかの質疑がなされましたが、特に報告すべき質疑意見や指摘要望事項はなく、本決算につきましては、異議なく認定すべきものと決定をいたしました。 次に、議案第134号 平成19年度五島市下水道事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出ともに1,206万9,155円となっておりますが、歳出額に対し歳入額が不足するため、1,119万6,583円を一般会計より繰り入れており、歳入では下水道使用料、一般会計からの繰入金、歳出では下水道施設管理経費及び長期債元金、利子の償還が主なものであります。 審査では、特に報告すべき質疑意見や指摘要望事項はなく、本決算につきましては、異議なく認定すべきものと決定をいたしました。 以上で経済土木委員会の報告を終わります。(降壇) ○議長(中尾剛一君) 経済土木委員長報告に対し、一括して質疑を行います。 質疑を終わります。 一括して討論を開きます。 討論を終結し、採決いたします。 議案第127号外4件に対する経済土木委員長報告は、認定であります。委員長報告のとおり認定することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(中尾剛一君) 御異議なしと認めます。よって、議案第127号外4件は、経済土木委員長報告のとおり認定されました。 △日程第17 議案第130号 平成19年度五島市土地取得事業特別会計歳入歳出決算 を議題といたします。 総務委員長の報告を求めます。 ◆総務委員長(宗藤人君) (登壇)総務委員会の報告をいたします。 当委員会に閉会中の審査を付託された議案第130号につきましては、去る11月6日、第1委員会室におきまして慎重な審査を行い、お手元に印刷配付しております委員会審査結果報告書のとおりに結審いたしましたので、その概要につきまして報告をいたします。 議案第130号 平成19年度五島市土地取得事業特別会計歳入歳出決算について 本決算は、歳入歳出額ともに2,445万1,951円となっており、歳入で、奥町・木場町線(松山工区)道路改良事業に係る代替地売払収入及び土地開発基金借入金、歳出で、同事業代替地購入費、土地開発基金への償還金及び積立金が主なものとなっており、平成19年度末における土地開発基金現在高は、12億343万2,036円となっております。 審査では、幾つかの質疑はありましたが、指摘要望事項はなく、本決算につきましては、異議なく認定すべきものと決定をいたしました。 以上で報告を終わります。(降壇) ○議長(中尾剛一君) 総務委員長報告に対し質疑を行います。 質疑を終わります。 討論を開きます。 討論を終結し、採決いたします。 議案第130号に対する総務委員長報告は、認定であります。委員長報告のとおり認定することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(中尾剛一君) 御異議なしと認めます。よって、議案第130号は、総務委員長報告のとおり認定されました。 △日程第18 決算特別委員会の解散について を議題といたします。 お諮りいたします。 決算特別委員会は、平成19年度一般会計歳入歳出決算が本日結審いたしましたので、その任務が終了したわけであります。よって、本日をもって解散することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(中尾剛一君) 御異議なしと認めます。よって、決算特別委員会は、本日をもって解散することに決しました。 一言お礼の言葉を申し上げます。 永峯 満委員長、宗 藤人総務分科会長、神之浦伊佐男文教厚生分科会長、志内勝利経済土木分科会長を初め決算特別委員会委員の皆様方には、11月6日から11月17日までの長きにわたり終始熱心なる審査を行い、積極的な検討を行う中で、建設的な意見、要望を加えられ、本日報告するに至りました。その御労苦と御功績に対し、議会を代表し深甚なる敬意と感謝を申し上げ、お礼の言葉といたします。ありがとうございました。 △日程第19 交通網整備対策特別委員会の報告について を議題といたします。 交通網整備対策特別委員会から閉会中の調査活動について報告を行いたいとの申し出があっておりますので、これを許します。 ◆交通網整備対策特別委員長(古川雄一君) (登壇)交通網整備対策特別委員会の活動経過報告をいたします。 まず、本年7月2日付で、九州商船株式会社より議長と委員長あてに燃油価格変動調整金の設定変更(増額)について、文書の提出がありましたので、同月29日に委員会を開きまして、美根代表取締役社長外2名に出席していただき、燃油価格変動調整金の増額についての説明を求めました。 美根社長によりますと、現在、長崎~福江間に就航している船舶の燃料として、フェリーはA重油、ジェットフォイルは軽油を使用しているが、急激な燃油価格高騰による経費負担が企業努力の限界を超えることが予測されるため、本年9月1日から燃油価格変動調整金の増額をお願いしたい。 燃油高騰による経費負担をフェリーで例えると、A重油1円の値上がりは2,000万円の負担増で、平成18年のA重油の価格はリッター当たり平均59円であったが、19年は66円で、7円値上がりに伴い約1億4,000万円の負担増、さらに、20年は90円となることが予測され、値上がり額24円は約4億8,000万円の負担増になるとのことでありました。 委員からは、調整金の増額による会社の負担軽減額について説明を求めました。 九州商船によりますと、9月から来年の3月までで、約1億7,000万円の負担軽減が見込まれる。 なお、燃油価格が下がれば当然、会社の負担も少なくなり、利用者の負担額も下がることになるとの説明でありました。 委員会としては、これを受けとどめることとしましたが、その際、サービスの向上、フェリーの新船建造及び船員確保等の要望が述べられております。 次に、平成20年5月26日にORC(オリエンタルエアブリッジ)が県に対し、今後の離島航空路線の維持のための要望を行っており、これに伴い、長崎県離島航空路線再生協議会がこれまで4回開催され、再生スキーム案が提示されておりまして、11月17日に県とORCが来庁し、再生スキーム案について、議員との懇談会を開きたいとのことから、11月10日に委員会を開き、その内容について商工観光課より説明を受けました。 再生スキーム案では、長崎~福江路線を現行3便から2便に減便し、新たに福岡~福江路線に2便就航する。また、10月27日開催の第4回協議会での県提示案では、利用率と路線収支を反映した補助制度を創設し、県及び対馬市、壱岐市、五島市で補助することとされ、本市の負担額は1,235万7,000円となっている。 なお、長崎県離島航空路線再生協議会は11月27日に開催される第5回協議会で終了し、その後、取りまとめを行うスケジュールであるとの説明でありました。 当委員会としましては、県及びORCとの懇談会に臨むに当たり、理事者と意見の一致が必要であると判断いたしまして、市長に委員会への出席を依頼し、市長の考えを述べていただきました。 市長からは、長崎~福江間の3便体制を維持し、ダイヤ改善をしてほしいこと、福岡~福江線の全日空による3便体制を堅持してほしいことの2点が述べられましたので、当委員会の要望とあわせまして県及びORCに要望意見として述べることを確認いたしました。 委員会で再生スキーム案に対して述べられた要望を述べさせていただきます。 1 長崎~福江間の現行3便体制を維持し、現行11時発の1便を利用しやすい時間に改善していただきたい。 2 福江~福岡間についても現行体制を維持し、この路線への参入計画は中止していただきたい。 3 五島住民の利便性を第一に考えていただきたい。 4 再生計画では、五島市は長崎~福江間の1便減便が計画され、さらに県内で一番高額な負担金となっているが、長崎~鹿児島間は1便減便のみで負担金ゼロとなっている。関係自治体の公平な取り扱いを行っていただきたい。 5 長崎県離島航空路線再生協議会は、11月27日の第5回の会議で協議を終える予定であるが、関係自治体や関係住民の意見を反映した上で、再生計画の協議を進めていただきたく、会議期間を延長していただきたい。 以上が第8回から第10回委員会の主な概要でございますが、当委員会の設置期間及び委員の任期も2月26日までとなっており、ただいまの報告が委員会としては最後の報告となりますが、航空路の問題、離島沿岸航路の効率化問題など、まだまだ数多くの諸問題も山積しております。改選後の議会におきましても引き続き設置していただきますようお願いいたしまして、報告といたします。(降壇) ○議長(中尾剛一君) ただいまの委員長報告に対し質疑を行います。 質疑を終わります。 △日程第20 地域経済活性化対策特別委員会の報告について を議題といたします。 地域経済活性化対策特別委員会から閉会中の調査活動について報告を行いたいとの申し出があっておりますので、これを許します。 ◆地域経済活性化対策特別委員長(向原安男君) (登壇)地域経済活性化対策特別委員会の報告をいたします。 当市議会では、現在の冷え込んだ五島市経済を活性化する方策を協議、検討するため、平成17年9月議会定例会におきまして、地域経済活性化対策特別委員会を設置し、また昨年3月議会では、議員任期の折り返しになることから委員の構成がえを行い、本特別委員会を引き続き設置することとし、以後、14回の会議を開催したところであります。 なお、来年2月26日が任期満了となることから、今回の報告をもって最終報告となります。以下活動状況について報告いたします。 まず、昨年4月25日に特別委員会の再設置後、初の委員会を開催し、今後の取り組みについて協議を行い、前期の委員会と同様、行政と関係団体とのジョイント役に徹すること。委員独自が課題を見つけ、委員みずからが地域に入ってかかわりを持って課題に取り組んだものも特別委員会の活動とする。以上2点を確認したところであります。 加えて、前期の特別委員会からの引き継ぎ事項であった、支所課長との意見交換会で出された各種意見については、当委員会として「支所業務の充実に関する要望書」として議長から市長へ申し入れいただくようお願いをいたしたところであります。 なお、支所業務の充実について要望した事項は、1、支所においては、地区住民からの各種要望に対し、その都度本庁に伺いを立てないと事が進まない指揮命令系統にあるため、迅速、機能的な対応が難しい状況にあるので、支所長に対し幾らかの財源、いわゆる予算及び決裁権を付与することができないか。 2、支所と本庁とのスムーズなコミュニケーションが図られ、目標や問題点の共有化ができるような課内体制ができないか。 以上2点を検討いただくよう要望いたしております。 次に、同年5月25日には、漁業が抱える諸問題について、水産課長ほか職員と意見交換を行いました。 その中で県内及び五島市の現状、水揚高について説明を求めたところ、「長崎県全体の水揚げは、年間約30万トン、漁獲高は約2,000億円、ピーク時の生産量の3分の1、生産額は2分の1となっている。 五島市の場合は、生産量が約2万トン、生産額は約86億円で、ピーク時の生産量の5分の1、生産額は2分の1になっているが、二、三年前からは、横ばい状態となっている。」との説明でありました。 次に、同年6月28日及び8月28日には、漁業、農業関係で実際に五島市にIターンで生活されている方、五島地鶏養鶏家、新現役の会&農園隊の代表の方との意見交換会を実施いたしました。 また、10月19日には、五島経済を考える会の関係者から、その思いを聞き、意見交換を実施したところであります。 さらに11月28日及び年明けて1月18日には、委員会としてテーマを絞り込むこととし、1、地鶏のブランド化、2、観光振興について、エージェントを呼んで島を肌で感じてもらうようなツアーの研究、3、住宅リフォーム助成事業、以上の3点について、さらに検討を深めていくことといたしました。 そこで、本年2月22日には、元近畿ツーリスト勤務で、五島市観光協会事務局長を経験された五島典昭氏にお越しいただき、五島の観光振興策について考え方をお聞きし、意見交換を行ったところであります。また、引き続き、農林課長ほか担当者に出席をいただき、五島地鶏の現状について報告をいただいたところであります。 次に、6月24日に委員会を開催し、今回の燃油高騰問題について、委員会として何か活動を起こすべきではないかとの意見が述べられ、まず、農・漁業関係者の厳しい現状について話を伺うこととし、7月29日には、JAごとう及び市内3漁協の組合長ほか職員に出席いただき、漁民、農民の苦しい立場、緊急対策としてどのようなものが考えられるかなどについて、るる意見交換を行いました。さらに、五島市議会としても意見書を早急に提出する必要があるとのことから、議長に臨時会の開催をお願いしたところであります。 そして、お盆の最中ではありましたが、8月13日に臨時会が開催され、地域経済活性化対策特別委員会が提出者となり、各議員御承知のとおり6項目にわたる施策要望を盛り込んだ「原油価格高騰対策に関する意見書」を衆・参議長及び国の関係機関に送付いたしたところであります。 次に、9月2日に本特別委員会を開催し、住宅リフォーム助成事業について協議を行いました。その中で、「(仮称)五島市住宅・店舗リフォーム助成制度」を導入することで、市内の建設業者、建築業者への経済波及が図られるものとして、議長から市長へ同制度の導入について提言いただくようお願いすることといたしました。 結果、私委員長向原が、10月15日議長へこのことをお願いし、議長は10月21日に市長へ同制度の導入について要望していただいたところであります。 なお、この制度については、本来の所管であります経済土木委員会からも平成21年度当初予算に関する要望決議の中に項目として挙げられていることを報告いたしておきます。 以上で本特別委員会の報告を終わります。(降壇) ○議長(中尾剛一君) ただいまの委員長報告に対し質疑を行います。 質疑を終わります。 △日程第21 行政調査報告について を議題といたします。 去る9月定例会において派遣議決をいたしました議員の行政調査及び議会運営委員会の行政調査につきましては、それぞれ調査を終了し、その結果が議長の手元まで報告されております。 その内容につきましては、お手元に印刷配付しております報告書のとおりであります。今後の市政振興に十分御活用されるよう望みます。 しばらく休憩いたします。 午後は1時10分から再開いたします。                         =午前11時50分 休憩=                         =午後1時09分 再開= ○議長(中尾剛一君) 再開いたします。 午前に引き続き議事を続行いたします。 市長から議案の送付を受けておりますので、局長に朗読させます。 ◎議会事務局長(松野音幸君) 朗読いたします。                               20五総第2021号                               平成20年12月3日 五島市議会議長様                              五島市長 中尾郁子          議案の送付について 平成20年12月3日招集の平成20年12月五島市議会定例会に、議案第141号 機構改革に伴う関係条例の整理等に関する条例の制定について外28件を別添のとおり送付します。 以上でございます。 ○議長(中尾剛一君) △日程第22 議案第141号 機構改革に伴う関係条例の整理等に関する条例の制定について から △日程第31 議案第169号 五島市国民健康保険条例の一部改正について まで、以上10件を一括して議題といたします。 議案第141号外9件に対する説明を求めます。 ◎総務課長(中野基樹君) ただいま議題となりました各案件について、提案の趣旨を御説明申し上げます。 まず、議案第141号 機構改革に伴う関係条例の整理等に関する条例の制定についてでありますが、本案は、合併後の五島市においては、これまでも地方分権の進展に伴い、新たに生起する行政需要への対応及び行政機構のスリム化と経費の削減という合併本来の目的に照らし、組織機構の見直しを実施してまいりましたが、平成21年4月以降におきましても、引き続き簡素で効率的な組織機構を目指すとともに、新たに生じた行政課題に柔軟かつ適切に対応し、政策立案や重点課題の推進など機動力のある組織機構の構築を実施いたします。 具体的には、これまで官民各部門において整備がなされてまいりました光情報通信網や地域イントラネットなど情報インフラについて、具体的な利活用の調査、研究や事業の企画立案を行い、地域産業の振興や福祉の向上を目的とした事業展開を積極的に実施していく必要があることから、新たに「情報推進課」を設置することといたしました。 また、市の基幹産業の一つであり、かつ重点施策でもあります観光及び商工業の振興並びに交通網の整備につきましては、これまで商工観光課において所管してまいりましたが、観光客誘致の拡大や島内受け入れ態勢の整備、企業誘致等雇用の場の確保、特産品の開発、生産から販売までの一貫した物流体系の整備、また、陸・海・空路の交通体系の整備について、引き続き積極的な事業展開と一層の充実、強化に取り組み、地域の振興に資することを目的に、従来の「商工観光課」を「商工振興課」と「観光交流課」に分離独立することに伴い、関係する条例について所要の規定の整理を行う必要があることから提案いたすものでございます。 制定の内容でございますが、まず、第1条、五島市課設置条例の一部改正につきましては、第1条、課及び室の設置に関する規定中第17号を第19号とし、第16号を第18号とし、第15号の次に第16号として「商工振興課」を、第17号として「観光交流課」を新たに加え、同条第15号を削り、第14号を第15号とし、第5号から第13号までを1号ずつ繰り下げ、第4号の次に第5号として「情報推進課」を新たに加えるものであります。 次に、第2条、課及び室の分掌事務に関する規定中第2号ウを「国土調査に関すること」に改め、同条第17号を第19号とし、第16号を第18号とし、第15号の次に第16号として「商工振興課」ア商工業の振興及び企業立地に関すること。イ物産の振興及び交通運輸に関することを、第17号として「観光交流課」ア観光の振興に関すること。を新たに加え、同条第15号を削り、第14号を第15号とし、第5号から第13号までを1号ずつ繰り下げ、第4号の次に第5号「情報推進課」ア情報化の推進に関すること。イ広報及び広聴に関すること。を新たに加えるものであります。 次に、第2条、五島市地籍調査推進委員会条例の一部改正についてでございますが、第9条、会議録の調製に関する規定は、見出し中「調製」を「作成」に改めるなど文言の整理を行うほか、これまで富江支所、玉之浦支所及び岐宿支所の地籍調査課がそれぞれに分掌してきた地籍調査に関する業務を本庁企画課に集約することに伴い、第10条、庶務に関する規定中「本庁管内の委員会にあっては企画課、支所管内の委員会にあっては各支所の地籍調査課」を「企画課」に改めるものであります。 次に、第3条、五島市e-むらづくり推進委員会条例の一部改正については、これまで豊かな島づくり市長公室が分掌いたしておりましたe-むらづくり事業の総括的な推進に関する業務を情報推進課へ移管することに伴い、第11条、庶務に関する規定中「豊かな島づくり市長公室」を「情報推進課」に改めるものであります。 次に、第4条、五島市自主制作番組審議会条例の一部改正については、これまで企画課が分掌いたしておりました自主制作番組に関する業務を含む広報業務を情報推進課へ移管することに伴い、第10条、庶務に関する規定中「企画課」を「情報推進課」に改めるものであります。 なお、この条例の適用関係でございますが、附則において平成21年4月1日から施行することといたすものでございます。 次に、議案第142号 五島市笠松宏有記念館条例の一部改正についてでありますが、本案は、旧奈留町出身の画家であります故笠松宏有氏の作品を常設展示し、地域の芸術、文化及び観光の振興に資するため、旧船廻小学校に設置した笠松宏有記念館について、今後の施設の有効活用や自主事業の活発な展開を図る上から、民間活力の導入による維持管理並びに事業運営は不可欠であると判断し、現在の市直営での管理運営から指定管理者制度へ移行したいため、提案いたすものでございます。 改正の内容でありますが、第8条、委任に関する規定、第7条、損害賠償義務に関する規定及び第6条、入館の制限に関する規定は文言の整理と条の繰り下げをそれぞれ行うものであります。 次に、指定管理者制度への移行に伴い、第5条、入館料に関する規定は削除し、第4条、休館日に関する規定は第1項ただし書において条文の整理を行うとともに、同条を第5条とし、同条の次に第6条として、入館料は、指定管理者の収入とするなど「入館料」に関し、第7条は「入館料の減免」に関し、また、第8条は「入館料の不還付」に関し、それぞれ新たに規定するものであります。 第3条、開館時間に関する規定は第2項において条文の整理を行い、同条を第4条とし、第2条の次に第3条として指定管理者が行う業務や指定期間を5年以内とするなど「指定管理者による管理」に関し、新たに規定するものであります。 附則の次に別表として第6条に関係する入館料を表に記載のとおり規定するものであります。 なお、この条例の適用関係でございますが、附則第1項において平成21年7月1日から施行することとし、附則第2項において、記念館の管理を指定管理者に行わせるための準備行為について規定いたすものでございます。 次に、議案第143号 五島市住民センター条例の一部改正についてでありますが、当市においては、地域住民の生活、文化及び教養の向上を図り、住民みずから地域社会の連帯感を醸成することを目的に8つの住民センターを設置いたしておりますが、現行の住民センター条例においては、使用料の減免についての規定がなされておらず、選挙の執行や市が実施する健康診断等公益性が高い事業であっても使用料を徴収せざるを得ない状況にあること。また、地区集会所や生活館など他の類似公共施設との均衡を図る上からも減免規定の整備を行う必要があることから提案いたすものでございます。 改正の内容でありますが、第13条、委任に関する規定を第14条とし、第12条、損害賠償義務に関する規定を第13条とし、第11条、原状回復義務に関する規定は第1項において文言の整理を行い、同条を第12条とし、第10条、入館の制限に関する規定は第1号において文言の整理を行い、同条を第11条とし、第9条、利用許可の取消し等に関する規定、第8条、目的外利用等の禁止に関する規定、第7条、使用料の不還付に関する規定はそれぞれ条の繰り下げを行い、第6条、使用料に関する規定の次に第7条として「市長は、公益上その他特別の理由があると認めたときは、使用料を減額し、又は免除することができる。」とする「使用料の減免」に関し、新たに規定するものであります。 なお、この条例の適用関係でございますが、附則第1項において平成21年1月1日から施行することとし、附則第2項において所要の経過措置を規定いたすものでございます。 次に、議案第144号 五島市富江地域福祉センター条例の一部改正についてでありますが、富江地域福祉センターは、在宅老人及び障害者のデイサービス事業を初め、地域住民の福祉ニーズに応じた各種相談及び研修事業等を行うため設置され、指定管理者により管理されております。現行条例で使用料徴収の対象となっている大広間、調理室及び食堂については、デイサービス事業及び配食事業の実施のための施設として利用されている状況にあることから、使用料徴収の対象から除外したいこと、その他、同施設の所在地番に誤りがあったことなど、所要の規定の整備を図る必要があることから提案いたすものでございます。 改正の内容でありますが、第2条、設置及び位置に関する規定は「五島市富江町狩立489番地」を「五島市富江町狩立402番地1」に改めるほか文言の整理を行い、第4条、指定管理者による管理に関する規定は第2項中第3号を第4号とし、第2号を第3号とし、第1号を第2号とし、同項に第1号として「事業の実施に関する業務」を加え、第5条、開館時間に関する規定は見出しを「開館時間等」に改めるほか同条第2項において文言の整理を行うものであります。 第13条、入館の制限に関する規定は第1号中「伝染性の病気」を「感染性の疾病」に改めるものであります。 別表室使用料については、表中、大広間の項、調理室の項及び食堂の項を削るほか、備考を含め、表に記載のとおり改めるものであります。 なお、この条例の適用関係でございますが、附則において平成21年4月1日から施行する。ただし、第2条、第5条の見出し及び同条第2項並びに第13条第1号の改正規定は、公布の日から施行することといたすものでございます。 次に、議案第145号 五島市岐宿福祉センター条例の一部改正についてでありますが、本案は、在宅老人の生きがい及び地域住民の健康保持に資するため設置している岐宿福祉センターの利用料金について、類似公共施設である富江地域福祉センターとの均衡を図るため、所要の規定の整備を図る必要があることから提案いたすものでございます。 改正の内容でありますが、第14条、入館の制限に関する規定は第1号中「伝染性の病気」を「感染性の疾病」に改めるものであります。 別表室利用料金については、表に記載のとおり改めるものであります。 なお、この条例の適用関係でございますが、附則第1項において、平成21年4月1日から施行する。ただし、第14条第1号の改正規定は、公布の日から施行することとし、附則第2項において、所要の経過措置について規定いたすものでございます。 次に、議案第146号 五島市公民館条例の一部改正についてでありますが、奈留地区においては、平成20年4月1日から小中高一貫教育が実施されましたが、その実施に伴い、廃止となった旧奈留小学校の校舎、体育館及び運動場を地域住民の要望を受け、地域コミュニティ施設の機能を持つ奈留町公民館の別館として利活用することに伴い、所要の規定の整備を行う必要があることから提案いたすものでございます。 改正の内容でありますが、第9条、使用料に関する規定は第1項ただし書中「奈留町公民館」の次に「(別館を除く。)」を加え、別表第1において、奈留町公民館に関する名称及び位置に関し、表に記載のとおり改めるものであります。 なお、この条例の適用関係でございますが、附則において平成21年4月1日から施行することといたすものでございます。 次に、議案第147号 五島市玉之浦水産物加工処理施設条例の廃止についてでございますが、玉之浦水産物加工処理施設は、平成7年度に旧玉之浦町が基幹産業であるタイ養殖業の振興を図るため、養殖タイの加工処理施設として設置したものでありますが、生産数量の低迷などにより計画どおりの運営、収支には至らず、施設運営の適正化のため、事業の見直しや管理先の見直しなど、これまであらゆる努力をしてまいりましたが、今後においても施設の稼動が見込まれないものと判断し、当該施設を廃止することに伴い、条例を廃止する必要があることから提案いたすものでございます。 なお、この条例の適用関係でございますが、附則において公布の日から施行することといたすものでございます。 次に、議案第148号 五島市手数料条例の一部改正についてでありますが、本案は、建築基準法に基づく建築確認事務や完了検査事務などについては、建築偽装事件等社会情勢の変化に対応し、法の目的の適切な推進を図るため、審査基準や完了検査基準について随時改正が行われてきたところでありますが、平成12年4月1日に改定以来据え置きとなっている申請手数料につきましては、審査及び検査の厳格化や事務処理量の増加に伴い、当該事務に係る手数料を適正に改めるため、所要の規定の整備を行う必要があることから提案いたすものでございます。 改正の内容でありますが、第2条、徴収事項及び金額に関する規定に関係する別表第2第1項、第3項及び第4項の手数料の額を改め、同表第13項、建築物建築許可申請手数料を第14項とし、同表第12項の次に第13項として「道路の位置の指定、変更又は廃止に係る申請手数料」を表に記載のとおり追加するものであります。 なお、この条例の適用関係でございますが、附則第1項において、平成21年4月1日から施行することとし、附則第2項において所要の経過措置を規定いたすものでございます。 次に、議案第149号 五島市道路占用料徴収条例の一部改正についてでありますが、本案は、道路法施行令の一部を改正する政令が平成20年1月18日に政令第5号として公布され、平成20年4月1日から施行されたことに伴い、道路占用料の額を改めるほか占用料の減免について、所要の規定の整備を行う必要があることから提案いたすものでございます。 改正の内容でございますが、第3条、占用料の額に関する規定に第6項として「占用料の額に1円未満の端数が生じたときは、その端数を切り捨てる。」とする規定を追加し、同表第1中備考以外の部分を表に記載のとおり改め、同表第2中第8項を削り、第9項から第16項までを1項ずつ繰り上げるものであります。 なお、この条例の適用関係でございますが、附則第1項において、平成21年4月1日から施行する。ただし、第3条に1項を加える改正規定は、公布の日から施行することとし、附則第2項において所要の経過措置を規定いたすものでございます。 最後になりますが、議案第169号 五島市国民健康保険条例の一部改正についてでありますが、本案は、財団法人日本医療機能評価機構が運営する産科医療補償制度において、平成21年1月1日以降に分娩した場合、分娩費に保険料3万円が加算されることとなったことから、出産育児一時金についても同額の3万円を引き上げ、現行の35万円を38万円とすることに伴い、所要の整備を行う必要があることから提案いたすものでございます。 改正の内容でありますが、第7条、出産育児一時金に関する規定第1項中「35万円」を「38万円」に改めるものであります。 なお、この条例の適用関係でございますが、附則第1項において平成21年1月1日から施行することとし、附則第2項において所要の経過措置を規定いたすものでございます。 以上で説明を終わりますが、御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(中尾剛一君) 各案件に対して、一括して質疑を行います。 ◆15番(江川美津子君) 議案第141号 機構改革に伴う関係条例の整理等に関する条例の制定についてですが、この間、合併して4年になりますが、毎年毎年機構改革が行われております。 この件について、今回もまたされているんですが、機構改革なしで事務分掌を変えると、そういう方法だけでこういう運営ができないのかどうかお伺いします。 ◎市長(中尾郁子君) お答えいたします。 まず、商工観光課の件でありますが、非常に仕事が煩雑になりまして、例えば交通網に対しましてもなかなか煩雑、多岐にわたってまいりました。それから、また、観光誘致、それから宿泊施設の統一といいますか、いろいろなPR、そんな面でも非常に需要が伸びてまいりました。それから、世界遺産問題が具体的になりまして、個人の観光客の訪問が多くなりました。 そういうふうに商工観光課の事業が非常に多くなりまして、煩雑になりまして、なかなか一人の課長では掌握しにくくなりました。そういうことをこの1年間実感しながらきましたけれども、特に、企業誘致であるとか、交通体系の整備であるとか、それからイベント、それから大型観光船の寄港などもまた新たに申し入れがあっております。 そのように五島市にとりましてはいい形の煩雑な業務が必要になったということで、これを2つに分けまして、課長2人に分けて、人がふえるという意味ではなくって、中をもう少し精査をしようと。そして、企業誘致についても専門に当たってもらおうと、そういうふうな意向でこのようにいたしました。 それから、市長公室と広報関係、それから保守点検などの通信網の関係を、広報も一つにして、あちこちに広がっていますので、ばらばらにありますので、事務分掌の整理だけではなかなかうまく連携がとれない事態に至っております。 それから、今、通信網関係の政策というのは、国においてもどんどん進んでおりますので、それに対応できる体制をつくろうということでございます。 時代の変化、社会の変化、そしてまた、世界遺産の推進、そういうことを思いますと、時代に合った的確なる対応ができるような体制にするということでございます。内部で事務分掌を動かしていても、それはなかなかスピード感も出ないし、今、実感している問題でありますので提案いたしました。以上です。 ◆15番(江川美津子君) 説明でも、簡素で効率的な事業運営をするということで、五島市は合併してからずっと財政健全化対策でいろんな事業費の削減とかをしてきました。 この機構改革をするたびに、そのための配置のためのいろんな工事とか、それとこれまで文化推進室とか、いろいろな室とかできまして、そのための経費もまた、そのたびに経費が出ております。 市民の暮らしというか、そういうところでは削減をしながら、機構改革を毎年毎年やっていくということは、今の時点でまだ財政健全化が完全にはなされてないんじゃないかと私は思うんですけども、その点を指摘しておきます。また、委員会の中でこれは論議にもなると思いますので、私はそういう思いがあってこの質疑をしました。 ○議長(中尾剛一君) 答弁は要らんですね。 ほかにございませんか。 ◆6番(柿森弘幸君) 私も同じく141号のこの制定についてお尋ねをいたしたいと思います。 これまで幾つかの機構改革は進められております。今回、商工観光課を分離をし、商工振興課と観光交流課を設置をしようという案でございますけども、私もこの課の設置の分離は、特に、大変必要だというふうに感じております。といいますのは、やはりこういう課を設置をしますと、地域住民の要望に迅速に対応できるというふうなことで、私はこの改革は大変いい案だというふうに思っておるわけであります。 そこで、今回の機構改革に基づいて、また各支所の機構の状況を踏まえまして、今後、各支所の機構改革をどのように考えておられるのかお聞きをしたいと思います。 ◎総務課長(中野基樹君) 支所の機構改革をどう考えているのかというお尋ねだと思います。 市長のほうも常々支所力の強化ということを申し上げておりまして、具体的にそれをどう反映していくかというようなお話だと思いますが、実は、平成21年の4月、来年の支所の機構についても一部変更を考えております。と申しますのが、現在の支所には3課ないし4課の課が設置されております。 その中で、まず一つ、地籍調査課を本庁に集約しようというところでございます。先ほどの提案の中でも申し上げましたが、まず、現在の地籍調査課を本庁企画課に集約するものでございます。 そのほか支所力の強化についてどういう取り組みをされるのかということでございますが、現在の支所においては、支所長以下総務課、これは総務班、市民課窓口班、環境水道班、福祉保健班、税務班、それから産業経済課、産業振興班というような組織になっております。 これをそれぞれの地域が持つ文化、歴史等の固有の資産を活用して、特色ある地域づくりを推進することが重要だと考えておりまして、そのために、まず、現在の総務課を総務企画課と改称いたします。総務企画課におきましては、支所振興策の計画立案というものを主に所掌していただきます。 それから、現在の市民課を市民生活課と改称いたします。従来の窓口班、それから税務班、それから福祉保健班というものを窓口班と一本化いたします。住民へのワンストップサービス、いわゆる総合窓口制度のほうへスライドしていきたいと思っております。 それから、これは重要なところでございまして、従来の産業経済課というものは、地域振興課と改称いたします。富江支所、玉之浦支所、三井楽支所、岐宿支所におきましては、農漁業振興班、それから地域振興班というふうに班制度を2つに拡大いたします。奈留支所におきましては、離島という特殊性もありまして、同じく地域振興課でありますが、漁業振興班、地域振興班、それから施設管理班というふうに3つの班体制を考えております。 奈留支所につきましては、廃棄物処理施設等につきまして、本庁一元化ということで実施いたしておりますが、どうしても地理的な状況から、今の支所の職員に頼らざるを得ないという関係もありますので、奈留支所につきましては施設管理班というものを新たに設置して、奈留支所地区内で管理している施設については奈留支所で管理するというふうに考えております。以上でございます。 ◆6番(柿森弘幸君) 支所の機構改革については、いろいろ検討されているということはわかりますけども、さっき申し上げましたように、課の設置をするということは、利点はさっき申し上げたとおりであります。住民サービスということを考えると、どうしてもこれは必要なことであります。 この問題につきましては、前の議会でも論議をさせていただきましたけれども、その地区に1万人おろうとも3,000人おろうとも、それは事務量そのものは当然違ってまいります。しかし、事務の内容そのものは、特殊な事務を除いて、支所であろうとも本所であろうとも、全く変わった事務内容ではないというふうに私は考えておるわけです。 現在、この本所の5課、6課、これをまとめた課を支所では1課に集約をしておるわけなんです。ここら辺も再度やはり検討していただく必要があるんじゃないかなというふうに私は思っておりますので、今後、支所の改革を、事務分担をする折に、そこら辺も考慮していただきたいというふうに思っております。 これは要望として申し上げておきます。以上です。 ○議長(中尾剛一君) ほかにございませんか。 質疑を終わります。 △日程第32 議案第150号 認知症対応型共同生活介護施設の指定管理者の指定について から △日程第38 議案第156号 市道路線の認定について まで、以上7件を一括して議題といたします。 議案第150号外6件に対する説明を求めます。 ◎総務課長(中野基樹君) ただいま議題となりました各案件について提案の趣旨を御説明申し上げます。 まず、議案第150号 認知症対応型共同生活介護施設の指定管理者の指定についてでございますが、本案は、認知症高齢者が少人数で共同生活を送る場を提供することにより、認知症である症状の進行を穏やかにし、家庭介護の負担を軽減することを目的に設置したグループホームさざなみについて、五島市認知症対応型共同生活介護施設条例第4条第1項の規定により、指定管理者を指定するに当たり、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を経る必要があることから提案いたすものでございます。 なお、指定管理者は、五島市松山町706番地3、社会福祉法人聖マリア会理事長 梅木公子さん、指定の期間は平成21年4月1日から平成26年3月31日までとなっております。 次に、議案第151号 あらたに生じた土地の確認及び字の区域の変更についてでございますが、本案は、五島市出願の公有水面埋め立てに係るものでございまして、第1種東風泊漁港区域内が漁港施設用地として埋め立てられ、平成20年7月25日付で長崎県知事の竣功認可があった五島市奈留町泊字池ノ上785の6から785の22に隣接する平成2年12月11日付長崎県指令2漁計許第53号埋立地の地先の土地785.54平方メートルを確認し、奈留町泊字池ノ上に編入したいため、地方自治法第9条の5第1項及び第260条第1項の規定により、議会の議決を経る必要があることから提案いたすものでございます。 なお、位置等につきましては、議案に記載のとおりでございます。 次に、議案第152号 あらたに生じた土地の確認及び字の区域の変更についてでございますが、本案は、長崎県出願の公有水面埋立てに係るものでございまして、岐宿港区域内を海岸保全施設用地として埋め立て、平成20年9月9日付で長崎県知事の竣功認可があった五島市岐宿町岐宿字懸之藻場163から164の2までに至る地先の土地485.07平方メートルを確認し、字懸之藻場に編入したいため、地方自治法第9条の5第1項及び第260条第1項の規定により、議会の議決を経る必要があることから提案いたすものでございます。 なお、位置等につきましては、議案に記載のとおりでございます。 次に、議案第153号 和解及び損害賠償の額の決定についてでございますが、本案は、五島市末広町1番5地先の路上において、本庁管理課維持係に勤務する臨時職員が、花壇の管理の作業中に、運転していた小型貨物自動車を移動した際、停車していた普通貨物自動車に接触し、同車両の左後方側面を損傷させた事故について相手方と和解し、損害賠償額を決定したいため、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により議会の議決を経る必要があることから提案いたすものでございます。 和解及び損害賠償の相手方は、五島市吉久木町724番地1、ヤマト運輸株式会社五島福江宅急便センターエリア支店長 平山哲也さん。 和解の要旨は、平成20年10月2日木曜日、主要地方道福江・富江線の五島市末広町1番5地先、本町通りアーケードの路上において花壇の管理作業中、本庁管理課維持係に勤務し、作業に従事していた臨時職員が、作業車である小型貨物自動車を移動した際、渋滞のため停止していたヤマト運輸株式会社五島福江宅急便センターの配送車である普通貨物自動車に接触し、同車両の左後方側面ボディを損傷した交通事故について、市はその損害を賠償するもので、損害賠償の額は、普通貨物自動車修理費3万712円となっております。 なお、相手方の普通貨物自動車修理に係る損害賠償費につきましては、全国市有物件災害共済会から全額補てんされることとなっております。 次に、議案第154号 和解及び損害賠償の額の決定についてでございますが、本案は、教育委員会学校教育課に勤務する嘱託員が、軽貨物自動車を運転し帰庁途中、五島市福江町504番地先の路上において普通乗用自動車に接触し、同車両の前方を損傷させた事故について相手方と和解し、損害賠償額を決定したいため、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により議会の議決を経る必要があることから提案いたすものでございます。 和解及び損害賠償の相手は、五島市岐宿町岐宿2208番地、有限会社菊谷工建代表取締役 菊谷敏昭さん。 和解の要旨は、平成20年10月28日火曜日、五島市福江町504番地先の五島地方局前の路上において、教育委員会学校教育課に勤務する嘱託員が軽貨物自動車を運転し帰庁途中、五島地方局の駐車場から出ようとした普通乗用自動車に接触し、同車両のフロント部分を損傷した交通事故について、市はその損害を賠償するもので、損害賠償の額は、普通乗用自動車修理費2万1,540円となっております。 なお、相手方の普通乗用自動車修理に係る損害賠償費につきましては、全国市有物件災害共済会から全額補てんされることとなっております。 次に、議案第155号 市道路線の廃止についてでありますが、本案は、市道本山45号線を道路法第10条第1項の規定により廃止したいため、同条第3項の規定により議会の議決を求めるものでございます。 廃止の内容でありますが、当該道路に隣接する土地所有者から当該町内会長の同意のもと市道廃止の申し出がなされ、調査の結果、農道整備により、現況が道路として利用されていないため、その終点付近の一部を申し出のとおり廃止するものといたすものでございます。 なお、同路線の廃止延長は89.76メートルでございます。 次に、議案第156号 市道路線の認定についてでございますが、本案は、市道本山45号線を道路法第8条第1項の規定により新たに認定し、維持管理をするため、同条第2項の規定により議会の議決を求めるものでございます。 認定の内容ですが、当該路線につきましては、議案第155号 市道路線の廃止についての提案理由で御説明申し上げましたとおり、道路に隣接する土地所有者からの市道廃止の申し出に基づき、その終点付近の一部を申し出のとおり廃止したいが、終点部分の変更は、路線の認定が必要となることから、新たに市道本山45号線として新路線の認定を行うものでございます。 なお、同路線の起点及び終点は表に記載のとおりでございますが、延長は666.30メートル、幅員は3.66メートルでございます。 以上で説明を終わりますが、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中尾剛一君) 各案件に対して一括して質疑を行います。 質疑を終わります。 △日程第39 議案第159号 平成20年度五島市一般会計補正予算(第4号) から △日程第48 議案第168号 平成20年度五島市水道事業会計補正予算(第2号) まで、以上10件を一括して議題といたします。 議案第159号外9件に対する説明を求めます。 ◎財政課長(林強君) ただいま議題となりました議案第159号外8件について、御説明申し上げます。 平成20年12月五島市議会定例会予算関係議案、平成20年度補正予算の1ページをお開き願います。 まず、議案第159号 平成20年度五島市一般会計補正予算(第4号)でございます。 第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億7,306万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を266億9,913万9,000円といたしております。 第2条では、債務負担行為の補正を行っております。 7ページからの「第2表 債務負担行為補正」をお開き願います。 今回の追加は、平成21年度契約準備行為のための五島市光情報通信網保守業務委託及び社団法人長崎県林業公社が旧農林漁業金融公庫から借り入れた資金について、その損失額の一部を県へ補償するための債務負担行為の設定であります。 第3条では、地方債の補正を行っております。 12ページの「第3表 地方債補正」をお開き願います。 今回の追加は、たい肥センターの2トン車購入に係る資源リサイクル畜産環境整備事業費及び9月の豪雨被害に伴う農林水産業施設災害復旧事業費を新たに追加するもので、起債の限度額を670万円といたしております。 13ページの変更は、上水道事業出資金外2件の限度額を、それぞれ表に記載のとおり変更し、補正後の限度額を20億3,920万円といたしております。なお、起債の方法、利率及び償還の方法は、表に記載のとおり変更はございません。 それでは、補正予算の内容につきまして、事項別明細書により御説明いたします。18ページをお開き願います。 まず、歳入でありますが、9款国有提供施設等所在市助成交付金は、交付金の確定通知により20万1,000円を減額しております。 10款地方特例交付金は、道路特定財源の本年4月分の暫定税率が失効されたことに伴い減収となっていたことによる補てん措置として、自動車取得税減収補てん臨時交付金及び地方道路譲与税減収補てん臨時交付金359万9,000円を追加しております。 11款地方交付税は、地方税等減収補てん臨時交付金の創設に伴い、調整率の変更とあわせて普通交付税が再算定となったことにより1,570万3,000円を追加しております。 13款分担金及び負担金1項負担金は、9月までの実績に伴う決算見込みにより保育所入所負担金46万1,000円を減額し、20ページの2項分担金は、9月の豪雨で被害を受けた農地災害復旧に伴う受益者分担金62万5,000円を追加しております。 15款国庫支出金1項国庫負担金は、保育単価等の改定及び入所園児数の増加などにより保育所運営費3,145万2,000円を、2項国庫補助金は、補助対象入所園児数の増加及び階層区分の変動により幼稚園就園奨励費15万8,000円をそれぞれ追加しております。 16款県支出金1項県負担金は、民生費関係で保育単価等の改定及び入所園児数の増加などにより保育所運営費1,572万6,000円を、災害復旧費関係で9月の豪雨被害に伴う農地2ヵ所、農業用施設4ヵ所の農林水産業施設災害復旧費707万1,000円をそれぞれ追加しております。 22ページの2項県補助金297万6,000円の追加は、民生費関係で9月までの実績に伴う決算見込みにより障害者福祉医療費518万2,000円を、衛生費関係で新生児の聴覚障害を早期に発見し適正な療育につなぐための県新生児聴覚検査推進事業費18万9,000円及び妊婦が必要な時期に必要な超音波検査が受けられる体制の整備を図るとともに、安全安心な妊娠の継続及び出産を確保するための妊婦健診超音波検査費助成事業費55万円など103万9,000円を、農林水産業費関係でたい肥センターの2トン車購入のための堆肥広域流通モデル事業費273万6,000円をそれぞれ追加し、対象漁業世帯数の確定により離島漁業再生支援交付金530万4,000円を減額しているのが主なものであります。 17款財産収入は、特定間伐に伴う市営林野林産物売払収入87万1,000円及び奥町木場町線代替地売払収入15万4,000円を追加しております。 19款繰入金は、19年度に受け入れた愛のチャリティ寄附金を緑丘小学校ミニバスケットボール九州大会への出場経費の財源として児童健全育成基金繰入金50万円を追加しております。 24ページの20款繰越金は、財源調整のため前年度純繰越金5,864万7,000円を追加し、21款諸収入4項受託事業収入は、国の1次補正予算により緑資源機構分収造林事業受託収入1,000万円を追加しております。 5項雑入2,064万9,000円の追加は、資源ごみとして回収するアルミ缶、段ボールなどの再商品化適合物売払収入1,059万9,000円及び19年度事業費の確定に伴う生活保護費、保育所運営費などの過年度国県支出金942万6,000円を追加しているのが主なものであります。 26ページの22款市債は、三尾野地区ライフライン整備事業に係る事業費の変更に伴い上水道債470万円を減額し、たい肥センター2トン車購入のための農業債280万円、市道荒川6号線に架かる3号橋改修のための道路橋りょう債320万円、県営事業の富江港港湾整備に係る港湾債40万円、9月の豪雨被害に係る農林水産業施設災害復旧債390万円をそれぞれ追加しております。 次に歳出でありますが、28ページをお開き願います。 2款総務費1項総務管理費3,241万2,000円の追加は、一般管理費で機構改革に伴いファイリングキャビネットが不足したことによる備品購入費42万9,000円及び今回議案として提出しております交通事故に対する自動車損害賠償金5万3,000円を、財産管理費で燃油高騰に伴い庁舎冷暖房用燃料費83万2,000円を、企画費関係で五島の宣伝効果を高める「ふるさと大使」の委嘱に要する経費57万2,000円及び二次離島において豪雨時にテレビ画像に砂嵐などの影響があることから、これらを解消するための設計委託料120万円を、諸費で平成19年度事業費確定により障害者自立支援給付費など国県支出金精算返納金2,931万6,000円を追加しているのが主なものであります。 2項徴税費は、紙ベースでの年金支払いデータが平成21年1月より社団法人地方税電子化協議会を通じて電子データとなることに伴う地方税電子化協議会負担金21万4,000円を追加し、3項戸籍住民基本台帳費は、住民基本台帳カード作成用デジタルカメラ購入経費3万8,000円を追加しております。 次に30ページの3款民生費1項社会福祉費1,776万1,000円の追加は、社会福祉総務費で燃油高騰に伴い福江総合福祉保健センター冷暖房用燃料費128万2,000円を、障害者等援護費で9月までの実績により心身障害者福祉医療費1,036万5,000円を、老人福祉費で介護保険事業特別会計事業勘定への繰出金182万2,000円を、国民健康保険費で国民健康保険事業特別会計直営診療施設勘定への繰出金380万1,000円をそれぞれ追加しているのが主なものであります。 2項児童福祉費5,810万4,000円の追加は、児童福祉総務費で22年度からの「次世代育成支援五島市行動計画(後期)」の作成に係るニーズ調査経費として役務費及び委託料108万6,000円を、児童措置費で保育単価等の改定及び入所園児数の増加などにより保育所入所負担金5,313万7,000円を、児童福祉施設費で黒瀬小規模保育所の入所園児数の増加に伴う保育士1名増員などにより保育所管理運営委託料378万5,000円を追加しているのが主なものであります。 32ページの3項生活保護費は、過年度国庫支出金の追加により、財源充当がえによる組みかえを行っております。 4款衛生費1項保健衛生費は、保健衛生総務費で救急患者移送に係る医師への謝礼金60万円を、環境衛生費で燃油高騰の影響により、やすらぎ苑、浄富苑及び奈留葬斎場燃料費151万円を、診療所費で診療所事業特別会計への繰出金67万9,000円をそれぞれ追加しております。 2項清掃費は、塵芥処理費で燃油高騰の影響により福江清掃センターなどの燃料費551万7,000円及び生ごみ処理機購入費補助金50万円を追加し、し尿処理費で燃油高騰の影響により五島西部衛生センターなどの燃料費及び光熱水費126万8,000円を追加しております。 3項上水道費は、大浜黒蔵地区簡易水道の上水道への移管及び三尾野地区ライフライン整備事業費の変更などにより水道事業会計への出資金96万5,000円を追加し、34ページの4項簡易水道費は、簡易水道事業特別会計への繰出金567万7,000円を減額しております。 6款農林水産業費1項農業費640万円の追加は、畜産業費でたい肥センターへ整備する2トン車購入経費593万円を、2項林業費992万円の追加は、国の1次補正予算により緑資源機構分収造林事業費1,000万円を追加しているのが主なものであります。 36ページの3項水産業費807万4,000円の減額は、水産業振興費で、UIターンにより漁業に就業し、1年以上継続して従事した者に対する漁業就業祝金20万円を追加し、合併漁協本所事務室改修事業費の確定により漁協組織等再編強化対策事業費補助金137万6,000円及び対象漁業世帯数の確定により離島漁業再生支援交付金707万2,000円を減額しているのが主なものであります。 7款商工費1,603万9,000円の追加は、商工業振興費で9月までの実績により中小企業振興資金保証料補給金90万8,000円を、新規常用雇用者に対する工場等設置奨励補助金495万円を、三井楽地区乗合タクシーに対する新生活交通維持費補助金79万4,000円を、デジタル化整備に伴い第三セクター化が必要となることから株式会社五島テレビへの出資金200万円をそれぞれ追加し、観光費で燃油高騰の影響により温泉センター管理業務委託料697万7,000円を追加しているのが主なものであります。 8款土木費2項道路橋りょう費606万円の追加は、道路維持費で市道荒川6号線路肩補修工事費160万円を、38ページの道路新設改良費で市道荒川6号線に架かる3号橋改修のための設計委託料325万円及び市道松山・木場町線整備費66万円を追加しているのが主なものであります。 4項港湾費は、県営事業である富江港係船岸連結部補修及び係船環補修のための港湾整備事業費負担金37万5,000円を追加しております。 9款消防費1,587万4,000円の追加は、常備消防費で消防職員の新陳代謝に伴う単価見直しにより職員手当等272万円を減額し、21年度採用予定者の制服等消耗品購入費192万9,000円を追加し、災害対策費で雷被害軽減のための雷ガード購入費47万3,000円及び雷被害に伴う告知端末機、D-ONUなどの修繕料1,545万2,000円を追加しているのが主なものであります。 40ページの10款教育費1項教育総務費は、燃油高騰の影響による公用車燃料費10万円など12万6,000円を追加しております。 2項小学校費は、学校管理費で本山小学校雨通宿分校敷地分筆登記のための測量委託料97万4,000円を、教育振興費で新学習指導要領移行期間に使用する教師用指導書購入費33万1,000円及び学校給食費単価アップなどによる準要保護児童学校給食費156万5,000円をそれぞれ追加しております。 3項中学校費189万円の追加は、新学習指導要領移行期間に使用する教師用指導書購入費11万9,000円及び学校給食費単価アップなどによる準要保護生徒学校給食費163万5,000円を追加しているのが主なものであります。 4項幼稚園費は、補助対象入園園児数の増加により私立幼稚園就園奨励費補助金及び私立幼稚園就園補助金56万1,000円を追加しております。 42ページからの5項社会教育費181万1,000円の追加は、社会教育総務費で笠松宏有記念館条例制定に伴い管理等に係る賃金23万1,000円及び記念館浄化槽ブロワー補修料29万5,000円を、文化会館管理費で中央監視装置液晶修繕料43万5,000円を、資料館管理費でシロアリ被害に対する害虫駆除委託料72万3,000円を追加しているのが主なものであります。 6項保健体育費は、市民体育大会経費の確定により市民体育大会事業費補助金35万円を減額し、燃油高騰の影響により市民三井楽プール管理業務委託料164万4,000円を追加しております。 11款災害復旧費1,300万円の追加は、9月の豪雨による畑2ヵ所の被害に対する農地災害復旧費250万円及び水路4ヵ所の被害に対する農業用施設災害復旧費1,050万円を追加しております。 44ページの12款公債費は、20年度分確定により元金370万8,000円を追加し、利子1,448万4,000円を減額しております。 13款諸支出金1項公営企業費は、交通船事業特別会計への繰出金165万4,000円を、2項普通財産取得費は、奥町木場町線(松山工区)代替地売払いに伴い、土地取得事業特別会計より買い戻すため15万4,000円をそれぞれ追加しております。 次に60ページをお開き願います。 議案第160号 平成20年度五島市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)でありますが、第1条第1項で、事業勘定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4億4,898万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を67億6,051万8,000円といたしております。 第2項では、直営診療施設勘定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ318万3,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を5億1,008万円といたしております。 それでは補正予算の内容につきまして、事項別明細書により御説明いたします。67ページをお開き願います。 まず、事業勘定の歳入からですが、1款国民健康保険税は、9月までの実績により一般被保険者国民健康保険税及び退職被保険者等国民健康保険税を調整し7,103万1,000円を減額し、3款国庫支出金、4款県支出金は、前期高齢者交付金算定に係る国の調査により算定数値が変更されたことによりそれぞれ1,080万7,000円を追加しております。 69ページの5款療養給付費交付金は、退職者医療交付金の変更決定額通知書により7,206万6,000円を減額し、6款前期高齢者交付金は、高齢者医療制度及び病床転換助成事業納付金等通知書により社会保険診療報酬支払基金交付金2億2,283万9,000円を追加しております。 7款共同事業交付金は、前期高齢者交付金算定に係る国の調査により算定数値が変更されたことに伴い高額医療費共同事業交付金及び保険財政共同安定化事業交付金5,305万3,000円を、9款繰入金は、財源調整のため財政調整基金繰入金2億9,457万6,000円をそれぞれ追加しております。 次に71ページからの歳出ですが、2款保険給付費1項療養諸費、2項高額療養費は、10月までの支払い実績により一般被保険者療養給付費3億9,080万円を追加し、退職被保険者等療養給付費9,616万円を減額し、一般被保険者高額療養費7,644万5,000円を追加し、5項葬祭諸費は後期高齢者医療制度の創設により、国民健康保険から後期高齢者医療制度へ移行したことなどにより978万円を減額しております。 3款老人保健拠出金は、老人保健拠出金の決定により8,975万9,000円を、73ページの7款介護納付金につきましても、介護納付金の決定により96万円をそれぞれ減額しております。 8款共同事業拠出金は、前期高齢者交付金算定に係る国の調査により算定数値が変更となったことにより、高額医療費拠出金及び保険財政共同安定化事業拠出金1億7,665万円を、10款特定健康診査・特定保健指導費は、特定健診・特定保健指導費用決済等手数料99万円及び健診結果や健康状態等を本人に説明するために必要なプリンター購入費5万9,000円を、75ページの13款諸支出金は、一般被保険者保険税還付金70万円をそれぞれ追加しております。 次に81ページをお開き願います。 直営診療施設勘定ですが、まず歳入の1款診療収入1項外来収入、2項入院収入、3項歯科外来収入につきましては、9月までの収入実績及び老人保健診療報酬収入から後期高齢者診療報酬収入への組みかえなどそれぞれ調整を行い、83ページの4款繰入金は、一般会計からの繰入金380万1,000円を追加し、財源の調整を行っております。 次に85ページの歳出ですが、1款総務費361万6,000円の減額は、富江病院から玉之浦診療所への外科診療業務委託を廃止したことに伴い、食糧費、診療業務委託料及び船車等借上料292万7,000円を、久賀診療所医師住宅営繕工事及び玉之浦診療所空調機改修工事費確定により126万6,000円をそれぞれ減額しているのが主なものであります。 2款医業費1項医業費は、玉之浦診療所で使用する尿分析装置購入費11万6,000円及び久賀診療所の医療用消耗品20万円を追加し、2項歯科医業費は、玉之浦歯科診療所で使用する光照射器及び照射器購入費11万7,000円を追加しております。 次に87ページをお開き願います。 議案第161号 平成20年度五島市診療所事業特別会計補正予算(第2号)でありますが、第1条で、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ645万7,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を1億8,064万2,000円といたしております。 それでは補正予算の内容につきまして、事項別明細書により御説明いたします。94ページをお開き願います。 まず歳入でありますが、1款診療収入1項外来収入、2項入院収入は、9月までの実績及び老人保健診療報酬収入から後期高齢者診療報酬収入への組みかえなどそれぞれ調整を行い、4款県支出金は、伊福貴診療所及び黄島診療所の決算見込みによりへき地診療所運営費78万9,000円を追加し、96ページの5款繰入金は、一般会計からの繰入金67万9,000円を追加し、財源の調整を行っております。 次に98ページの歳出ですが、1款総務費925万1,000円の減額は、岐宿診療所及び岐宿診療所川原出張所の診療収入減収見込みに伴う診療業務委託料940万2,000円の減が主なものであります。 2款医業費は、岐宿診療所のX線発生装置修繕料178万5,000円を、5款諸支出金は、19年度分へき地診療所運営費県補助金の確定に伴う精算返納金100万9,000円をそれぞれ追加しております。 次に100ページをお開き願います。 議案第162号 平成20年度五島市公設小売市場事業特別会計補正予算(第1号)でありますが、第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ11万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を444万1,000円といたしております。 それでは補正予算の内容につきまして、事項別明細書により御説明いたします。105ページをお開き願います。 まず歳出からでありますが、1款総務費は、中央町公設小売市場の空きマスに対する浄化槽電気料金・水道料金負担金11万2,000円を追加し、それらに伴い歳入の2款繰入金で、一般会計からの繰入金11万2,000円を追加し、財源の調整を行っております。 次に107ページをお開き願います。 議案第163号 平成20年度五島市土地取得事業特別会計補正予算(第1号)でありますが、第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ15万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を6,092万1,000円といたしております。 それでは補正予算の内容につきまして、事項別明細書により御説明いたします。112ページをお開き願います。 まず、歳入ですが、1款財産収入は、奥町・木場町線(松山工区)代替地売り払いに伴う土地売払収入15万4,000円を追加し、次に歳出の1款土地取得事業費は、土地売払収入を土地開発基金へ償還するため15万4,000円を追加しております。 次に114ページをお開き願います。 議案第164号 平成20年度五島市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)でありますが、第1条で、事業勘定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ281万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を52億5,427万1,000円といたしております。 それでは補正予算の内容につきまして、事項別明細書により御説明いたします。119ページをお開き願います。 まず、歳入ですが、3款国庫支出金は、平成21年4月からの要介護認定見直しに伴う介護保険システム電算改修に係る要介護認定モデル事業費補助金99万7,000円を追加し、7款繰入金は、一般会計からの繰入金182万2,000円を追加し、財源の調整を行っております。 次に歳出でありますが、1款総務費は、訪問調査嘱託員の新規採用に伴う費用弁償18万3,000円及び要介護認定見直しに伴う介護保険システムを改修するための電算システム改修委託料199万5,000円を、3款地域支援事業費は、介護認定に係る制度改正に伴い地域包括支援システムを改修するための電算システム改修委託料64万1,000円をそれぞれ追加しております。 次に121ページをお開き願います。 議案第165号 平成20年度五島市交通船事業特別会計補正予算(第2号)でありますが、第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ165万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を7,843万9,000円といたしております。 それでは補正予算の内容につきまして、事項別明細書により御説明いたします。126ページをお開き願います。 まず、歳出からですが、1款交通船事業費は、交通船運航に要する重油の高騰による燃料費163万4,000円及び職員健康診断手数料2万円を追加し、それらに伴い歳入の4款繰入金で、一般会計からの繰入金165万4,000円を追加し、財源の調整を行っております。 次に128ページをお開き願います。 議案第166号 平成20年度五島市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)でありますが、第1条で、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ2,563万円を減額し、歳入歳出予算の総額を9億3,191万3,000円といたしております。 第2条では、地方債の補正を行っております。 130ページの「第2表 地方債補正」をお開き願います。 内容は変更で、大浜黒蔵簡易水道統合整備事業に係る上水道への移管分を減額するもので、補正後の限度額を3億8,030万円といたしております。なお、起債の方法、利率及び償還の方法は、表に記載のとおり変更はございません。 それでは補正予算の内容につきまして、事項別明細書により御説明いたします。135ページをお開き願います。 まず、歳入ですが、2款使用料及び手数料は、10月までの実績により水道使用料1,795万3,000円を減額し、5款繰入金は、財源の調整により一般会計繰入金567万7,000円を減額し、8款市債は、過疎債から辺地債への組みかえ及び大浜黒蔵簡易水道統合整備に係る上水道への移管分200万円を減額しております。 次に137ページの歳出ですが、1款水道総務費1項総務管理費21万8,000円の減額は、大浜黒蔵簡易水道を上水道と統合したことによる検針委託料の不用額22万8,000円の減が主なものであります。 2項水道維持費は、三井楽地区のメーター取りかえ及び漏水修理に伴う路面補修のための修繕料136万円を追加し、入札による委託料の確定により水質検査業務委託料、電気工作物保安業務委託料815万9,000円を減額しております。 3款公債費は、大浜黒蔵簡易水道を上水道へ移管したことなどにより元金812万9,000円及び利子1,048万4,000円を減額しております。 次に141ページをお開き願います。 議案第167号 平成20年度五島市下水道事業特別会計補正予算(第1号)でありますが、第1条で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ17万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を1,235万8,000円といたしております。 それでは補正予算の内容につきまして、事項別明細書により御説明いたします。146ページをお開き願います。 まず、歳出からですが、1款下水道総務費は、8月の落雷により高崎浄化センター自動通報装置が被害を受けたことにより修繕料17万4,000円を追加し、それらに伴い歳入の2款繰入金で、一般会計からの繰入金17万4,000円を追加し、財源の調整を行っております。 水道事業会計につきましては、水道局長が説明しますので、よろしくお願いいたします。 ◎水道局長(八尾久利君) 引き続きまして議案第168号 平成20年度五島市水道事業会計補正予算(第2号)について御説明申し上げます。 別冊になっております平成20年度五島市水道事業会計補正予算(第2号)の1ページから2ページをお願いいたします。 まず、第2条におきまして、収益的収入の水道事業収益の既決予定額5億7,526万2,000円から2,033万5,000円を減額し、水道事業収益の総額を5億5,492万7,000円に改め、収益的支出の水道事業費用の既決予定額5億4,843万4,000円から505万8,000円を減額し、水道事業費用の総額を5億4,337万6,000円に改めるものでございます。 また、第3条におきまして、資本的収入の既決予定額4億1,574万6,000円から615万2,000円を減額し、資本的収入の総額を4億959万4,000円に改め、資本的支出の既決予定額9億5,551万9,000円に657万8,000円を増額し、資本的支出の総額を9億6,209万7,000円に改めるものでございます。 なお、資本的支出額に対し資本的収入額が不足するため、補てん財源であります過年度分損益勘定留保資金を5億5,250万3,000円に改めるものでございます。 次に、第4条におきまして、借り入れを予定している起債の限度額を既決予定額1億4,460万円から460万円を減額し、1億4,000万円に改めるものであります。 第5条では、水道事業会計が一般会計から補助を受ける額として定めた既決予定額1,256万7,000円に509万8,000円を増額し、1,766万5,000円に改めるものでございます。 補正の内容につきましては、実施計画明細書に基づき御説明申し上げますので、恐れ入りますが、14ページをお開きください。 まず、1款水道事業収益1項営業収益1目給水収益につきましては、簡易水道統合による増加分を見込んでおりましたが、使用量の大幅な減少により減額補正するものであります。 2項営業外収益1目受取利息及び配当金は、1年定期預金の9月満期分を計上しておりましたが、さらに半年間の預け入れをしたことにより増額しております。 また、2目他会計補助金は、平成20年度に新たに統合した大浜黒蔵簡易水道分として債務を継承した企業債利息に対する一般会計補助金の増額であります。 続きまして1款水道事業費用1項営業費用につきましては、水道使用料の減額に伴い徹底した見直しにより、維持管理経費の減額補正を行っております。 1目源水及び上水費で配水量の減少による取水量動力費の減額等で495万7,000円の減額、15ページから16ページになりますが、2目配水及び給水費では、統合による排水ポンプの動力費の増加を除き、合計で62万2,000円の減額、4目総係費は、契約執行残による委託料の減額等で29万9,000円の減額を行っております。5目減価償却費は、当年度から発生する現年度統合分の確定による減額を行っております。 続きまして、2項営業外費用1目支払利息及び企業債取扱諸費につきましては、19年度借入額確定及び20年度統合による増額を行っております。4目雑支出は、特定収入に係る控除対象外消費税の増額を行っております。 次の18ページをお願いいたします。 1款資本的収入2項企業債1目企業債及び3項出資金1目他会計出資金は、三尾野地区ライフライン整備事業費の確定による減額を行っております。 2項補助金1目他会計補助金は、平成20年度統合により債務承継した元金償還金に対する一般会計の補助金を増額するもので、2目国庫補助金は、三尾野地区ライフライン整備事業費の確定による増額を行っております。 続きまして1款資本的支出1項企業債償還金1目企業債償還金は、平成20年度統合の定期償還金と繰上償還金分を増額するものであります。 2項建設改良費は、事業の見直しにより減額を行っております。 以上で説明を終わりますが、よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ○議長(中尾剛一君) 各案件に対して一括して質疑を行います。 ◆14番(橋本憲治君) 議案第159号 平成20年度五島市一般会計補正予算の中の事項別明細に基づきまして、4款衛生費、32ページ、医師への謝礼金60万円ですが、これは救急患者をヘリで運ぶ場合の医師への謝礼でしょうか。であれば、昨年と比べて救急患者がどれだけふえているのか。その点についての説明をお願いします。 もう一点、38ページ消防費、災害対策費の中で、修繕料が1,545万2,000円です。これは修理の内容ですけれども、引き込み線のドロップケーブルの修理なのか、IP告知の機材の修理なのか、その修理内容についての説明をお願いします。 ◎健康政策課長(吉谷清光君) 私の方から医師への謝礼金60万円についてお答えいたします。 この60万円は、自衛隊ヘリに国立医療センターから同乗する医師に対しての謝礼金でございまして、医師に対して4万円、研修医に対して3万円の謝礼を支払っております。 なお、実績につきましては、平成19年度で自衛隊ヘリ、防災ヘリ、ドクターヘリで79件でございます。20年度の10月までの実績は、自衛隊ヘリが34件、ドクターヘリが18件の52件というふうになっております。以上です。 ◎豊かな島づくり市長公室長(赤尾邦幸君) 消防費、災害対策費の中の修繕料についてのお尋ねでございました。内容につきまして御説明を申し上げます。 ドロップ張りかえに係る修繕料が266万8,246円、それから落雷に伴います音声告知端末機の修繕料、これが190台分で758万1,000円、同じく落雷に伴うD-ONUの修繕料87台分で520万2,600円というふうになっております。以上です。 ◆14番(橋本憲治君) 医師への謝礼にかかわってですけれども、昨年が79件であれば、一般的には20年度は例えば70件とか、そういう形で予算を組むのが当たり前なんですが、予算は50件ぐらいで組んでいたんですか。ちょっと予算の組み方で疑問がありますので、その点についての説明をお願いします。 それから、IP告知の修理についてですが、端末機及び八十何台の機材がありますが、これは保険には加入していなかったんですか。この修理費は市が単独で出さなければいけないのかどうか、その点についての説明をお願いします。 ◎健康政策課長(吉谷清光君) お答えいたします。 当初予算は、ドクターヘリにつきましては搭乗する医師への謝礼が不必要なものですから、19年度の実績を見て、その分で計上いたしておりましたが、最近、ドクターヘリの需要が高まってまいりまして、要請をしてもなかなか五島にまで来てくれないと、そのために自衛隊ヘリのほうが多くなったことから、一応12件アップしたところの予算の計上をいたしております。以上です。 ◎豊かな島づくり市長公室長(赤尾邦幸君) 落雷に伴います告知端末機、それからD-ONUの修繕料についてでございますが、これは保険に加入をいたしております。市の支払いが済みまして、額が確定された後に保険料が支払われるということになります。 ◆14番(橋本憲治君) 端末機190台を修理しなきゃいけないということは、現在使われていないということになります。 10月の落雷じゃないかなというように思うんですが、その間、11月の間、また修理が終わるまでの間、この修理しなきゃいけない家庭のIP告知放送というのは、どういった対応をされるんですか。 ◎豊かな島づくり市長公室長(赤尾邦幸君) 実際に落雷の被害による全体の台数ですけれども、実際に告知端末機だけで440台ございまして、大半の分、予備機のほうを充当してまいりましたけれども、残りの190台ですね、この分が現実に手当てができてないという状況でございます。 告知端末機の製作につきまして、3ヵ月、4ヵ月という時間を要すると、長期間要するということもございまして、現状、今、修理をしなければならないこの分について対応ができていないというのが現状でございます。 ○議長(中尾剛一君) ほかにございませんか。 ◆19番(田橋良康君) 同じく、今、提案された案件の中の議案第159号 一般会計補正予算(第4号)のうち、歳出関係で3点ほどお尋ねをいたしたいと思います。 まず1点目は、2款1項6目の企画費でございますが、予算書の28、29ページでございます。13節の委託料、120万の設計委託料ということで、小離島にデジタル対応のアンテナを設置するという話を承ったかと思うんですが、これは小離島のどこどこに設置する予定なのか、これを1点お尋ねします。 それから、次2点目が、34、35ページでございますが、6款1項5目の畜産業費のうち、15節の工事請負費8万4,000円、これはどんな工事をやるのかですね。先ほどの説明からいきますと、2トン車整備のための予算だというお話でございましたが、2トン車の購入については18節の備品購入費で574万6,000円計上されておりますが、これは2トン車を1台購入するのか、あるいは2台なのかですね。当初購入しなかった理由といいますか、は何なのかですね。 それから、3点目ですが、36、37ページの7款1項2目の商工振興費のうち、19節の負担金補助及び交付金のうち交付金で665万2,000円の予算が計上されておりますが、そのうち495万円が工場等設置奨励補助金となっておりますが、この内容についてお尋ねをいたします。 ◎豊かな島づくり市長公室長(赤尾邦幸君) 企画費の中の委託料について御説明申し上げます。 これは離島のほうに、今現在、マイクロ波を飛ばして、無線を飛ばしてケーブルテレビ放送を見ていただいているわけでございますけれども、雨天時に雨が大量に降ったときに、どうしても映像が途絶えるということで、市政懇談会等で改善の要望が強く出されております。 そこで、市のほうとしても対策を検討した結果、ことしの11月7日ですか、福江のほうにデジタル中継局が開設をされました。それにあわせて、地上波のみになりますけれども、福江からの電波をとって、それをマイクロ波と一緒に混合して流すことで改善を図りたいというふうなことで考えておりまして、場所を申し上げますと、今のところ椛島と、それから赤島、黄島を調査するようにいたしております。 椛島のほうは奈留島から今のところ電波を受けております。赤島、黄島については、崎山の箕岳から電波を受けておるわけですが、距離が長いということもございまして、特に雨の強い日に映像が途絶えるということが地域から強く改善の要望が出されているという状況です。 まず、デジタル局ができたということで、福江のデジタル局からの電波をとることができないかということで、できればアンテナを立てて工事にかかりたいと、そういった設計を予定しての委託料でございます。以上です。 ◎農林課長(長岡仁君) 御質問にお答えいたします。 今回、たい肥センターにおきまして2トントラックを1台購入する予定にしております。工事請負費につきましては、たい肥を運ぶためのパーツ等を取り付けるところの経費でございます。 今回、2トントラックを1台購入するように予定いたしております理由といたしましては、当初計画では4トントラックで十分対応が可能というふうに考えておりましたけれども、利用者の利用というところの便利を図るために、今回、2トントラックというのを予算化させていただきました。以上でございます。 ◎商工観光課長(東條一行君) 37ページ、工場等設置奨励補助金495万円の内容でございますが、工場等設置奨励補助金につきましては、新たに工場等を設置しまして、一定の範囲をクリアいたしますと、市からその雇用に対しまして補助を受けられるという制度になっております。 この495万円につきましては、2つの要因がありまして、まず一つは平成19年度に工場等設置奨励補助金の対象となりました有限会社サンフランソワの雇用人員がふえたこと、それから、今年度おきまして株式会社HPIが6月から操業を開始したことに伴いまして495万円の補助金の支出が見込まれるということで計上させていただいております。以上です。 ◆19番(田橋良康君) まず、企画費でございますが、今回の設計予算、これは椛島、赤島、黄島に設置したいということですが、これは当初こういったことが想定されなかったのかということですね。それと他の小離島といいますか、久賀島、黒島、ほかにもあろうかと思うんですが、そういったところは大丈夫なのかですね。 なぜ私が当初想定されなかったのかと申しますのは、今回の予算を見てみますと、一般財源ですね、当初から計画しておれば、当然国の補助金もついたという形になろうかと思われますので、そのお尋ねをしているわけでございます。 次に2点目ですが、商工業振興費、これの補助金ですが、2つの会社に補助をしたいということですが、それぞれの事業費は幾ら見込んでおるのか。 それから、補助金をその事業費に対して何%補助しようとしておるのかということですね。 それから、2点目を忘れておりましたが、2点目の畜産業費、これは当初4トン車で十分間に合うんだという考え方であったということですが、当然、農家の牛舎に入るためには2トン車が必要であるかもわかりません。必要だと思います。 であるとするならば、やはりもっと計画時にこれも慎重に計画しておるならば、補助事業でやった施設ですから、当然、国庫補助ないし県の補助もついたと思うんですよ。ところが、今回の財源はすべて一般財源ですね。 それともう一点は、576万4,000円、一般的に我々の頭で考えると2トン車を2台買える金額じゃないかと思ったものですから、何台買うのかというお尋ねをしたわけですが、2トン車そのものだけを購入するのか。あるいは、2トン車に何か付属設備でもつけたような、いろんな機能のある2トン車なのか。以上お尋ねいたします。 ◎豊かな島づくり市長公室長(赤尾邦幸君) まず、地上波のデジタル放送受信に向けての改修工事でございますが、これは当初、事業の策定段階では計画はいたしておりませんでした。 現実に離島地域の方々につきましては、住民説明会のときにマイクロ無線で流すということを御説明をさせていただいた折に、雨が大量に降ったときに途絶える可能性があるという御説明をずっとさせていただいたということがございます。ただ、計画として、今回の改修工事、これは想定はいたしておりませんでした。 それから、ほかの島についてどうなるのかというお尋ねでございますが、まず、奈留の前島、ここは奈留島からの距離が近いということで大丈夫のようでございます。 それから、椛島、赤島、黄島につきましては、今回、福江のデジタル中継局からの電波を調査をするということです。 それから、黒島、ここにつきましては、黒島でそのまま直接デジタル放送波を受信することができるということであれば、戸数の関係からして、個別にアンテナを設置したほうがいいのではないだろうかというように考えております。 それから、一番今苦慮しておりますのが嵯峨島でございまして、福江からのデジタル波が届きません。それともう一つ三井楽のほうに以前中継局があったようでございますが、これが今後どうなるのかという問題がございます。もし、できればそれを受信した形で同じような改修ができるのではないだろうかというように考えておりますが、まだそこは判明していないという状況でございます。以上でございます。 ◎農林課長(長岡仁君) 議員御指摘のとおり、当初4トントラックでたい肥センターは賄えるというふうに解釈しておりましたけれども、利用者からの強い要望ということで、今回2トントラックを入れております。 議員御指摘がありました、市の単独というふうにおっしゃいましたが、この2トントラックにつきましても補助事業を活用して導入するような計画をいたしております。ですから、前回の補助事業とその利用率等も調整を図りながら導入を図りたいというふうなことで考えております。 また、金額が高いという御指摘でございましたけれども、堆肥を運ぶような専用車ということで見積もりを取りましたところ、こういった値段になったということでございます。以上でございます。 ◎商工観光課長(東條一行君) 工場等設置奨励補助金につきましては、その事業主体の事業費の割合について計算するものではございませんで、雇用された人数に対しまして決められた金額を補助することとなっております。 例えば、先ほど申しましたサンフランソワさんが製造業でございますので、製造業の場合は雇用1名につきまして5万円を補助すると。それから、株式会社HPIさんにつきましては、情報サービス業でございますので、雇用1名当たりに20万円を補助すると。 さらに、新卒、学校法人による学校を卒業いたしましてすぐ雇用された方につきましては25万円を補助するということになっておりまして、最終的にサンフランソワさんが24名の雇用を見込んでおりまして、これが24名掛ける5万円で120万円。ただ、これにつきましては、当初予算で20名分しか組んでおりませんでしたので、20万円の不足が出ました。 さらに、株式会社HPIさんにつきましては6月からの操業でございまして、やっとその雇用人員が把握できたということで、HPIさんの雇用人員といたしましては、雇用者20名掛けるの20万円で400万円、それから新卒雇用者3名掛ける25万円で75万円、計の475万円。サンフランソワ分と合わせて495万円の補助ということで予算計上させていただいた次第でございます。以上です。 ◆19番(田橋良康君) よくわかりました。1点、2番目の6款1項畜産業費の関係について、私の先ほどの質疑の一部を撤回させていただきます。今、課長の説明で予算書をよく見てみますと、歳入でも県費補助が入っております。それから、市債も上がっていますが、この点勘違いをいたしておりました。 これ以上尋ねると、所管の委員会から怒られるかわかりませんので、所管の委員会で慎重に審査していただきますようにお願いをいたしまして質疑を終わります。 ○議長(中尾剛一君) 質疑を終わります。 △日程第49 陳情第10号 地元企業優先利用の施策を求める陳情 から △日程第54 陳情第15号 ペット移動火葬車の取り締まりに関する陳情 まで、以上6件を議長において受理いたしておりますので、議題といたします。 この陳情は、お手元に印刷配付しております陳情文書表のとおりであります。 ただいま上程いたしました各案件は、お手元に印刷配付しております別紙付託表のとおり、それぞれの委員会に付託いたしたいと思います。 休会中に審査されるように望みます。 委員会の審査会場は、総務委員会を第1委員会室に、文教厚生委員会を第2委員会室に、経済土木委員会を第3委員会室に、予算委員会を議場にそれぞれ指定いたします。 お諮りいたします。 明4日は、議案研究のため休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(中尾剛一君) 御異議なしと認めます。よって、明4日は休会といたします。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 次の本会議は、12月5日午前10時から開きます。 本日は、これをもって散会いたします。                         =午後2時53分 散会=...